プレ金、消費者の47.8%「いいと思うが関係ない」 店舗も多くが販促せず、「売上変わらず」90.9%

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 プレミアムフライデーに肯定的な意見は多いものの、満喫している消費者は少数で、店舗の売上にも大きな変化はなかったようだ。

 人材サービスの株式会社VSNは、2月24日から26日にかけて「プレミアムフライデーに関する実態調査」を実施し、その結果を公表した。調査対象は20代から50代のビジネスパーソンの男女1,704名。

 2月24日から始まったプレミアムフライデーについて認知度を調べたところ、88.8%が「知っている」と回答し、年代や性別に関係なく幅広い層に認知されていた。プレミアムフライデーの当日の過ごし方を聞くと、4割以上の人が「特に何もしなかった」と回答したほか、3割以上の人が「仕事」と回答し、プレミアムフライデーを楽しんだ人は少数にとどまった。

 そこで、プレミアムフライデーについてどう感じているのかを聞くと、47.8%が「いい取り組みだと思うが自分には関係ない」と回答し、「いい取り組みだと思う」の25.3%とあわせ、大半のビジネスパーソンが肯定的にとらえていた。「必要ない」は12.4%で、「分からない」は12.7%だった。次回のプレミアムフライデーの予定を聞いたところ、53.4%が「考えていない」と回答し、「考えている」は12.9%にとどまった。「どちらでもない」は17.4%で「まだ分からない」は16.2%だった。

 一方、株式会社デザインワン・ジャパンは、運営する店舗検索サイトの店舗経営者や集客・販促担当者を対象に「プレミアムフライデーの集客・販促への影響調査」を実施し、その結果を3月24日に発表した。調査時期は2月28日から3月6日で、有効回答数は3,524店舗。

 プレミアムフライデー限定の集客や販促の施策状況を聞いたところ、「実施した」は2.5%にとどまり、94.1%が「実施していない」と回答した。プレミアムフライデーの当日に「営業していなかった」は3.4%だった。また、当日の売上の状況を聞くと、「増加した」は2.4%にとどまり、90.9%が「大きな変動はなかった」と回答した。「減少した」は6.7%だった。

 次回以降のプレミアムフライデーで集客や販促を実施するかを聞くと、55.9%が「実施しない」と回答し、「実施する予定で内容も決まっている」が1.9%、「実施する方向だが内容は未定」が8.6%、「世間の動向を見ながら考える」が33.7%だった。

 プレミアムフライデーについて肯定的に考える消費者は多いものの、店舗の多くが集客や販促には消極的で、消費者の動向を見極めようとする動きもあるようだ。

サイトウ イサム[著]、加藤 秀行[著]