7日、甲子園球場で行われた今シーズン最初の伝統の一戦、阪神対巨人の試合は、巨人先発マイコラスが7回を投げ3失点、開幕戦に続いて2勝目を挙げた。

中6日での登板となったマイコラスは10本のヒットを打たれ、6回には自らのワイルドピッチで1点差に迫られながらもしぶとく要所を締めるピッチングをみせ、タイガースに決定打となるあと1本を許さずにリリーフ陣にバトンを渡し、勝利に大きく貢献した。

■充実の先発陣

ここまで開幕5連勝を含む6勝1敗、オープン戦最下位という結果がウソのような好調なスタートをみせた今年のジャイアンツ。その要因の一つとして投手陣、特に先発陣の活躍が目を惹く。

開幕から6人のピッチャーが先発のマウンドに立っているが、全員が大崩れすることなく5回以上を投げ切り、ゲームの組み立てに成功している。マイコラス、大竹寛、菅野智之、内海哲也は勝利投手となり、勝敗のつかなかった田口麗斗も5回を自責点2でリリーフ陣へと繋ぎ、唯一の敗戦となった4月6日のDeNA戦に先発した日本ハムから移籍の吉川光夫は6回を投げ被安打4・自責点1と、スターターとして申し分ない成績を残している。

昨年、規定投球回をクリアした先発投手がわずかに2人(菅野・田口)だったことを踏まえると、WBCからの回復具合が懸念されていた菅野や実績のある内海、大竹が安定した内容をみせており、吉川の加入も含め確実に先発陣は厚みを増している。

■『投手王国』ふたたび

現在、怪我により調整中の新加入・山口俊や一軍復帰を目前としているベテラン・杉内俊哉も加わってくると、さらに先発投手陣の底上げが図られることは間違いなろう。

そしてリリーフエースの山口鉄也やソフトバンクより移籍の森福允彦、既に5試合に登板しているマシソンや3セーブを挙げた新守護神・カミネロ等、今年も盤石な陣容を誇っているリリーフ陣へ、先発投手が良い形で繋いでいくシーンは今後も多くみられることが期待できるはずだ。

高橋ジャイアンツ2年目となる2017年シーズンは『投手王国』の予感を感じさせてくれる最高のスタートを切って、セ・リーグのペナントレースを引っ張っている。