腕時計界で革命を巻き起こし続ける「G-SHOCK」のウンチク集! 今回は、現在の世界的なG-SHOCK人気の基盤となったカシオの戦略を振り返ります。

 

 

 

アナログとデジタルの相乗効果を経て世界的な認知度がさらに上昇

カシオの得意分野はデジタルです。しかし、市場の希望は圧倒的にアナログのほうが大きい。その点、バーゼルワールドは、やはり“アナログ”の見本市。 2008年、6年ぶりのバーゼル復帰は“アナログ”への勝負に出たことを意味しました。言い方を変えれば、得意のデジタル分野で培った強みを、アナログ市場で発揮する自信がついたともいえます。その試金石として発表したのが、欧州への初出展となるMR-G、MRG-8000。歴代MR-Gでも桁違いのハイエンドモデルで殴り込みを掛け、極めて高い評価を得ることができました。

 

こうしてアナログとデジタルの相乗効果を経て、世界的にもG-SHOCKの認知度は上昇しました。2009年からは毎年「SHOCK THE WORLD TOUR」が、世界の主要都市で開催され、G-SHOCKを愛するビッグアーティストがこぞって参加。2012年にはBluetooth通信規格に対応してスマホと連携できるGB-6900Aも誕生しました。

 

G-SHOCKの歴史は、すなわちカシオ開発陣の“挑戦”の歴史でもあります。絶え間なく進化する限り、その魅力が色褪せることはありません。そして今後どんな方向へ進もうと、初代モデル開発時の“壊れない時計”という基本コンセプトは、必ず継承されていくはずです。それが1983年に時計界の常識を覆す革命を起こした、G-SHOCKのアイデンティティそのものだからです。

 


毎年に開催される世界最大の新作時計見本市バーゼルワールドに、2008年、6年振りにカシオが復帰。この時発表されたG-SHOCK25周年モデル、MRG-8000G-1AJFは18金ゴールド製の都市名コードリングを搭載して52万5000円でした。

 

 


Bluetooth対応のGB-6900。時刻自動修正や音声着信メールなどの先進機能を備えていました。