建造中の中国初の国産空母の進水時期が多方面から注目されているが、中国の空母に関して、中国初の空母「遼寧号」の設計責任者を務めた朱英富氏が6日、中国の空母事情について語った。写真は中国海軍。

写真拡大

建造中の中国初の国産空母の進水時期が多方面から注目されているが、中国の空母に関して、中国初の空母「遼寧号」の設計責任者を務めた朱英富(ジュウ・インフー)氏が6日、中国の空母事情について語った。四川在線が伝えた。

朱氏は同日、四川成都市の電子科技大学に招かれ、同校で講演を行った。朱氏は中国工程院院士(中国の技術分野の最高研究機関である中国工程院が与える最高位の称号)で、「遼寧号」のみならず、「中華イージス」とも呼ばれる「052C型駆逐艦」の設計責任者としても知られる人物。

建造中の国産空母について朱氏は、「遼寧号の建造を経て、中国は空母の建造における多くの経験を得た。さらに、専門の人材も育成し、2隻目の空母は遼寧号の建造よりもスムーズに進む」と説明。中国海軍の今後の発展について、「蒸気式や電磁式のカタパルト技術を研究しており、成熟すれば今後の空母に生かされる。原子力技術も必ず確立する。世界の先進レベルに追いつくのにそう時間はかからないだろう」と語った。

このほか、中国海軍に必要な空母数を聞かれ、「米国は10隻の空母を保有しているが、中国はそこまでの数は必要ない。最低3隻必要だが、4、5隻あるとなおいい」と述べた。(翻訳・編集/内山)