梅丘寿司の美登利総本店の「超特選にぎり」

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2017年4月7日、JRゲートタワー12・13階に位置する「ゲートタワープラザ レストラン街」が開業。東京や大阪で絶大な人気を誇る有名店や、老舗が手掛ける新業態など、計37の飲食店が一斉にオープンした。さっそく現地へ向かい、「東京で人気のこの店は食べたい!」と個人的に気になっていた3店を潜入調査!味はもちろん、店の雰囲気やコスパなどをくまなくレポートする。

【写真を見る】梅丘寿司の美登利総本店の「元祖穴子(大)」。「超特選にぎり」の穴子と比べるとかなりデカい!

■ 梅丘寿司の美登利総本店

「梅丘寿司の美登利総本店」と言えば、1977年の創業時から現在まで「行列を作る寿司店」として名を馳せる超有名店。東京・世田谷の本店ほか、銀座、渋谷など都内に16店舗を出店する実力派だ。

注文したのは中トロ、タイ、オオアカエビ、生ズワイガニなどの寿司が盛られた「超特選にぎり」(2000円)。10種類のネタが大ボリュームで盛られ、さらにミニかにみそサラダ、茶碗蒸し、赤だしがセットに。このコスパのよさこそ、美登利総本店の最大の特徴だと言えるだろう。一方で、鮮度抜群の海鮮、口の中でほどけるシャリ、手間を惜しまぬ職人技が三位一体となった寿司は、老舗のこだわりを感じる確かな味だった。

ほかにも、長さ20cm以上はある超特大の「元祖穴子(大)」(630円)や思う存分すじこを堪能できる「びっくりすじこ(400円)」など、本店の名物寿司は名古屋でも健在。味もさることながら、見た目も楽しめるメニューの数々はぜひ実際に体感してほしい。

■ 銀座天龍

こちらも美登利総本店と同じく、東京で人気を誇る北京料理の名店。酢豚や醤油焼きそばなどのメニューが味わえ、近年ではミシュランガイド2016の「ビブグルマン」に掲載されたことも記憶に新しい。

間違いなく食べておきたいのが、長さ約12cmと驚きのデカさを有する「焼きギョーザ」(1100円)。テーブルに置かれた瞬間、誰もが思わず「デカッ」と声をあげることだろう。食材は豚肉、ネギ、白菜、とシンプルだが、それらを石臼で約40分間挽いて味わい深く仕上げている。ニラやニンニクを一切使っていないのは、女性にうれしいところだ。タレは卓上に置いてある、酢、辛子、醤油、ラー油を好みの量でブレンド。スタッフに配分のコツを聞くと「酢を多めにして、醤油は少し垂らす程度が餃子本来の味を楽しめます」と教えてくれた。

本店と同じ味が楽しめるだけではなく、名古屋店はその席から見える眺望も大きな特徴だ。新幹線が走る名古屋駅の西側を眼下に望みながら、顔ほどもあるジャンボ餃子をほおばる稀有な体験も。銀座天龍に限ったことではないが、この清潔感ある空間も新ビルならではの利点だと感じた。

■ バール・デルソーレ

寿司、餃子で満腹状態になったところで、食後のカフェにオススメしたいのが銀座などに展開する「バール・デルソーレ」。まだ「バリスタ」という名称が世間に浸透していなかったころから活躍する第一人者、横山千尋氏が手掛けるイタリアンバールだ。

名古屋店で腕を振るうのは、横山氏が認めた気鋭のバリスタたち。ラテアートが施された「カプチーノ」(648円)は見た目だけではなく、コーヒー豆のコク深さと濃密なミルクの甘さの両方をしっかりと感じさせてくれる。ちなみにこのラテアートは、好きな絵柄やメッセージなどのオーダーにも臨機応変に対応してくれるので、サプライズにもぜひ利用してはいかがだろうか。さらにこの店は、立ち飲み利用で各種カフェが値引きされるシステムも。そして4月10日(月)から20日(木)までは立ち飲み利用または、テーブルの食事利用で「エスプレッソ シングル」(324円)が100円で味わえるので、こちらもぜひチェックしておきたい。

本場イタリア仕込みのスイーツも各種そろい、自家製のジェラートは「3種盛りプレート」(702円)で。ミルクのラッテ、フレッシュなメローネをレギュラーに、加えて月替わりのフレーバーが1つ盛りつけられる(この日はピスタチオだった)。言わずもがなだが、このジェラートとカプチーノの組み合わせは抜群の相性だ。

「ゲートタワープラザ レストラン街」には、ハンバーグの「ミート矢澤」や洋食の「日本橋三代目 たいめいけん」など、まだまだ東京の有名店が多数。この日はかなりの行列で入店することができなかったが、また別の機会を狙って食べに行こうと思う。そしてしばらくはどの店も行列必至のため、事前に予約してから臨むのがいいだろう!【東海ウォーカー/堀田裕貴】