5日、韓国・オーマイニュースによると、朝鮮時代を背景とした韓国の歴史ドラマに、旅客船セウォル号惨事の犠牲者を悼む「黄色いリボン」が登場し話題となっている。写真は犠牲者追悼のリボンをかたどったモニュメントと、ドラマに登場したリボン(右下)。

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2017年4月5日、韓国・オーマイニュースによると、朝鮮時代を背景とした韓国の歴史ドラマに、旅客船セウォル号惨事の犠牲者を悼む「黄色いリボン」が登場し話題となっている。

黄色いリボンが登場したのは、MBCテレビのドラマ「逆賊―民の英雄 ホン・ギルドン」(邦題)。主人公のホン・ギルドンは悪を懲らしめ貧しい庶民を助ける義賊で、韓国人なら知らない人がいないヒーロー的存在だ。このドラマの3日放送回、ホン・ギルドン(ユン・ギュンサン)一行が牢屋に閉じ込められるシーンで、仲間のヨンゲ(イ・ジュニョク)の頭巾にセウォル号のリボンのような黄色いわらが付いていた。

該当シーンは主にギルドンらの会話からなっており、ヨンゲに注目が集まる場面ではなかったが、目ざとい視聴者がこれを発見、放送直後、SNSなどを通じてヨンゲの頭巾のわらが「セウォル号のリボンみたいだ」という意見が広まることとなった。

ヨンゲを演じる俳優イ・ジュニョクは放送後、所属事務所を通じ「該当シーンは先週撮影されたもので、セウォル号が引き揚げられるという知らせを聞いて心が痛み、『何か表現しなくては』と思って(黄色いわらを)付けた」と語ったという。

報道を受け、韓国のネットユーザーからは「常識ある俳優」「カッコいい」「勇気ある行動」「応援します」といった称賛コメントが多く寄せられる中、「こうやってみんながセウォル号のことを思ってるのに、誰かさん(朴槿恵〈パク・クネ〉前大統領を指す)はまだしらばっくれてる」「正常な人なら心が痛まないわけがない」と比較するコメントも寄せられている。

一方で、「ドラマの放送でリボンとは…俳優として少しは気を付けた方がいいと思う」「(親朴派だった)MBCから下ろされることを覚悟でやったんですよね?尊敬します」とイ・ジュニョクの今後を案じるコメントや、「韓国では黄色いリボンを付ければそれでオッケー(笑)」「ドラマにまでリボンかよ…」と非難するコメントもみられた。(翻訳・編集/松村)