米駆逐艦ポーターが地中海から行ったシリアへのミサイル攻撃。米海軍提供(2017年4月7日撮影・公開)。(c)AFP=時事/AFPBB News

写真拡大

【AFP=時事】米国によるシリアの空軍基地への攻撃について、シリアと同盟関係にあるロシア政府は7日、米ロ関係に「相当なダメージ」を与えるものと非難し、シリア領空内での事故防止を目的とした合意を停止すると発表した。

 ロシア政府は米国の攻撃について、「重大な国際法違反」と指摘し、国連安全保障理事会(UN Security Council)の緊急会合招集を要請。加えて米ロ両国がシリア領空内での事故防止を目的とした協定を棚上げすると発表した。

 またロシア大統領府も、ウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領は「主権国家に対する攻撃」とみなしていると明かし、米ロ関係に「相当なダメージ」を与えると述べたとしている。

 その一方、ロシア国営ニュース専門チャンネル「ロシア24(Rossiya 24)」は現場からの報道として、航空機9機と弾薬および燃料の貯蔵庫が破壊されたものの、滑走路に被害はないと伝えた。

 ミサイル攻撃から数時間後の放送で、ロシア24の特派員は現場となった基地から、「予備段階の情報によると、シリアの航空機9機が破壊された」と伝えた。

 また弾薬と燃料の倉庫が標的とされ、複数の爆発と火災が発生しているとしつつ、「ただ全ての設備が破壊されたわけではなく、一部は攻撃による影響を受けなかった」「着陸エリアはほとんど影響がない」と報じた。

 映像にはがれきが散乱しているものの、損傷を免れた滑走路が捉えられており、コンクリート製の格納庫に駐機された航空機2機も映っていたが、ひどい損傷を受けた様子はなかった。
【翻訳編集】AFPBB News