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バリアフリー、実現できそうです。

スポーツ用や電動など、多方面へと進化を続ける車椅子ですが、階段を乗り越えるような製品はまだ一般的ではありません。階段や段差さえ通過できれば、もっといろいろな場所へでかけて素敵な体験ができるのに……そんな思いを実現してくれる、履帯(いわゆる“キャタピラ”)を搭載した車椅子『Scewo』の開発が進められています。

スイス連邦工科大学やチューリッヒ芸術大学の大学院生が開発をすすめるこの車椅子は、「セルフバランシング技術」と大きな2つの車輪により、縁石を乗り越えたり、その場で旋回したりといった軽快な走行を実現。せまい廊下やドアなどの多い屋内でも楽にラクラク走れるよう、車体はコンパクトな設計。

階段の上り下りは履帯で





車体下部に内蔵されたゴム製のキャタピラを展開すれば階段の上り下りだって可能。通常のまっすぐな階段だけでなく、螺旋階段に対応できるのもポイントです。階段を上りきったとき乗員に衝撃を与えないよう、姿勢変化に応じて補助輪が車体を支える気遣いもいいですね。この履帯は、凍った歩道や不整地など不安定な場所での走行にも役立ちます。

乗り降りもラクラク





不安定になりがちな乗降姿勢の支持にも、この履帯と補助用の車輪は大活躍。この形態でも履帯と補助輪による移動ができるというのは芸が細かいですね。なお、このモードでは座席の高さが上がり、周囲の人々と目線の高さが同じになるメリットもあり。

ぜひ製品化してほしい車椅子





『Scewo』は現在プロトタイプを開発している段階で、製品化は2017年の12月18日を予定しています。またクラウドファンディングサイトのPatreon(関連サイト)にて2000ドル(約22万円)を目標に開発資金を募集しているので、この未来志向の車椅子が気になる方は支援パートナーになってみるのもよさそうです。

文/塚本直樹

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『Scewo』情報ページ

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