『夜は短し歩けよ乙女』 (C)森見登美彦・KADOKAWA/ナカメの会

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原作と映像化された作品を、重箱の隅をつつくように細か〜く比較する【元ネタ比較】。今回はアニメ映画『夜は短し歩けよ乙女』を取り上げます。

【元ネタ比較】『夜は短し歩けよ乙女』前編
ちょっとシュールでレトロな雰囲気がいい青春アニメ

ポップでキュートでちょっとレトロな雰囲気もあるところがいいアニメ映画『夜は短し歩けよ乙女』が公開される。原作は山本周五郎賞を受賞している森見登美彦による同名小説で2007年本屋大賞2位にも選ばれ、累計130万部を超えるベストセラーとなり、角川文庫の「大学生が選んだ本」でも第1位に輝いている。

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主人公である“先輩”が思いを寄せる“黒髪の乙女”を追ううちにいろいろな出来事に巻き込まれてゆく、なんだかファンタジックな青春ラブストーリーだ。

アニメ映画版は、良作を生み出すことに定評のあるフジテレビの深夜アニメ枠「ノイタミナ」で2010年に森見登美彦の同名小説をアニメ化した、『四畳半神話大系』のスタッフが再集結。

監督は長編初監督作の『マインド・ゲーム』で原作のタッチをいかしつつ、独自の映像スタイルを作り上げて注目された湯浅政明。脚本は本作の舞台でもある京都をベースに活躍する劇団ヨーロッパ企画の主宰である上田誠が担当している。

そして、映像化するうえで重要なポイントのひとつ、キャラクター原案は原作の表紙も手がける中村佑介だ。主題歌もデビューアルバムからこの中村佑介がジャケットを飾っているASIAN KUN-FU GENERATIONによるもので、アジカンは『四畳半神話大系』のオープニングテーマにも起用されていた。

登場するサブキャラも『四畳半〜』と『夜は短し〜』はリンクしており、『四畳半〜』のスタッフが揃って製作したあのちょっとシュールな世界観を再び堪能できるのだ。

中編「星野源はヘタレ男がよく似合う〜」に続く…

『夜は短し歩けよ乙女』は4月7日より公開中。