【仙台|採点・寸評】
GK
21 関憲太郎 4
相手が上手だったとはいえ、最初の決定機を決められると、相手の勢いに吞み込まれてしまった。前へ出るのか、引くのか、ポジショニングも中途半端になってしまった。ほぼすべての決定機を決められた。

DF
27 大岩一貴 4
マークが甘く、背番号30に気持ち良くプレーさせてしまった。武藤らにスプリントで何度も負けてしまい、オウンゴールも決めてしまった。

13 平岡康裕 4.5
宇賀神へのスライディングタックルがファウルとなり、前半で試合を決定づける4点目を献上。対応に出る一歩が遅く、前からも裏からも攻略された。
 
50 増嶋竜也 5
相手に何度も数的優位を作られてしまったことも影響しているが、対峙する選手に付いていても引きすぎてしまい、球際に当たれず、一段と劣勢を招いた。51分に放った精度の高いロングフィードは、仙台の武器になりそうだ。
 
MF
17 富田晋伍 5
何度か流れの中からボールを奪った。しかし、そこから次に展開できず、逆襲を食らう場面も。
 
18 三田啓貴 4
守備に軸足を置きながら、チャンスでは攻撃に加わる。セットプレーのキック精度も高かった。51分の左足のボレーは枠を捉えたかった。武藤に後方から足をかけたファウルもいただけなかった。

4
蜂須賀孝治 4.5(68分OUT)
宇賀神との主導権争いでは完全に後手に回ってしまった。運動量が落ちた試合終盤に交代。

2 永戸勝也 4(68分OUT)
関根との1対1背後を取られて、ことごとく失点を喫した。ほとんどなにもできず、68分に交代した。
 
26 藤村慶太 4.5(HT OUT)
相手のパスワークを潰したかったが、ことごとくプレスをかわされてしまった。
 
FW
10 梁 勇基 5
プレッシングは怠らずにいた。ただボールを引き出す動きが物足りず、徐々に前線で孤立した。
  
7 奥埜博亮 5.5
開始早々のビッグチャンスを決めていれば……。ボールロストが目立ったものの、この日、唯一仙台で危険な香りを放っていた。
 
交代出場
FW
20 クリスラン 5(HT IN)
187センチの高さは脅威を与えた。しかし、ボールがなかなか入らないため、次第に下がってきてしまい、相手に重圧を与えられなかった。
 
DF
25 菅井直樹 5(68分IN)
なんとかして反撃をしようと試みたが、高めに位置取り背後のスペースを使われる場面も。
 
MF
31 茂木駿佑 5.5(68分IN)
 駒井の縦へのドリブル突破にしぶとく対応。クロスを放たれたが、致命傷には至らなかった。

監督
渡邉 晋 4.5
永戸のサイドが崩されていたが手を打てず、先制点を与えた傷口から致命傷を負ってしまった。その中で何度かチャンスを作れていたことが、唯一の光明だが……浦和に今季初めての無失点を許した。
 
取材・文:塚越 始 (サッカーダイジェスト編集部)

【PHOTO】浦和が大量7ゴールで仙台を粉砕!

※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を平均とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。