【川崎vs甲府プレビュー】故障者続出も勝ちが先行している川崎…甲府はリーグ戦2連勝中と復調気味

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■川崎フロンターレ スピード豊かな小林悠と長谷川竜也の2トップが機能

【プラス材料】
 前節は流れから生まれた2ゴールと無失点ということで、内容的にも収穫がある勝ち方をできたと言える。特筆すべきは、小林悠とともに前線に入った長谷川竜也の2トップだ。スピードのある2人が3バックの裏を狙い続けたことで、中盤のリズムを生み出すことに成功。今節も中村憲剛も含めた前線3人のコンビネーションは攻撃の鍵となりそうだ。

 甲府とは過去相性が良く、昨年は2戦とも4−0のスコアで大勝。ボランチでの先発が見込まれている森谷賢太郎は昨年の対戦で得点を記録。プロ初ゴールの相手でもあり、「そう言われると相性が良いようにも思えますね(笑)。ただ、自分は点を取って結果を出さなくてはいけない立場なので」と気を引き締めた。チャンスを掴んで、2試合連続ゴールを期待したいところだ。

【マイナス材料】
 まず触れなくてはいけないのは、前節仙台戦で負傷交代した大島僚太の離脱だろう。診断の結果は右ヒラメ筋肉離れで約5週間の離脱となってしまった。「連戦が始まる前なので、申し訳ないなと思います」と本人。スタイルの根幹を担う要だっただけにあまりに痛い離脱だ。なお今週の紅白戦ではE・ネットが途中離脱したが、出場には問題ない様子。その一方で前節を欠場した田坂祐介は全体練習に復帰など帰還者もいる。

 「去年とは違うチーム。外国籍選手が4人で、一発もある。去年までのイメージでいくと痛い目にあう」と中村憲剛は警戒する。ただ「そこまでウチに余裕はない。自分たちのことを突き詰めるのが、勝つための近道だと感じている」と言葉を続ける。しばらくは自分たちに集中した戦いが続くことになりそうだ。

文:いしかわごう

■ヴァンフォーレ甲府 FWウイルソンは得点以外の部分でもチームに大きく貢献

【プラス材料】
 チームは第4節・大宮戦(1−0)、第5節・札幌戦(2−0)と連勝中。けがから復帰したDFエデル・リマに加えて、DF阿部翔平、MFボザニッチといった途中加入の選手も勝利に貢献した。想像以上に早く吉田達磨新監督のスタイルが浸透している。

 前線の軸として欠かせない働きを見せているのはFWウイルソン。鋭い動き出しでサイドのスペースに流れてロングボールを引き出し、カウンターの起点になっている。5試合を終えて1得点(PK)という結果は物足りなくても、彼のプレーによって周りが楽になっている。

 最後尾を見ると、GK岡大生が河田晃兵の負傷により得たチャンスを活かしている。広い守備範囲と、緻密なポジショニング、正確な捕球を見せ、現在カップ戦も含めて3試合連続完封中だ。

【マイナス材料】
 第5節・札幌戦はMF田中佑昌が右足ふくらはぎの痛みで欠場した。ボランチの位置からDFラインの背後を突くスプリントを旺盛に繰り返す彼の不在は、攻守両面でチームの大きな痛手だ。また札幌戦はキャプテンでDFリーダーの山本英臣も「腰回りに少し重さ、問題を抱えている」(吉田達磨監督)という判断により先発を外れた。重傷でないことは幸いだが、チームにとっては当面のマイナス要素だろう。

 GKも河田晃兵、岡西宏祐の2人が負傷欠場中で、前節は2種登録の高校生山内康太がベンチ入りしていた。GKのような専門職のポジションが手薄になっていることは、アクシデントに対する備えという意味でやはり懸念材料だ。

文:大島和人

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