これぞ“異文化コミニケーション”!? 関西出身のカレが標準語の彼女にイラッとする瞬間

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【相談者:20代女性】

私は東京出身なのですが、彼は大阪の人。
どうやら彼、私の喋り方が気に入らないみたいで、たまにイラッとしているのが伝わってきます。

まだ付き合って間もないのですが、こんな感じじゃ長続きしなさそう。
関西の男の人って、やっぱり標準語にイラッとするのでしょうか?

●笑いの感覚にズレを感じたときに、イラッとすることが多い。

ご質問ありがとうございます。
人間観察好きの物書き、ときわひでたかです。

関西と関東では、文化の違いがあるのは事実。
人によって差はありますが、どうしても標準語を受け入れられないという関西人もいます。

また関西でも、特に大阪は日本のなかでも外国と言われるくらい、独特の文化を持っているのは有名な話。
他の都道府県の人と比べると、東京をライバル視している人も多いのではないでしょうか。

そんな関西の男子でも、標準語をしゃべる女子に愛着を持つことも多く、地元では聞きなれない標準語のイントネーションに、魅力を感じているのも事実です。

しかし、笑いの感覚に関しては、やはりシビア。
関東の笑いに対しては、どうしても厳しい目で見てしまうのです。

付き合いたての頃は、愛着が勝っているので、関係に慣れた頃が要注意。
人によっては、彼女の標準語を用いた会話に対し、露骨に嫌悪感を示す男子もいるのではないでしょうか。

ここでは、関西の男子がどんな標準語にイラッとしているのかインタビューしてきました。
代表的な4つのパターンを取り上げてみたいと思います。

●(1)「めっちゃおもしろいんだけど」

『こっちが笑かそうとして、おもしろいことを言ったとき、顔はそんなに笑ってないのに、「めっちゃおもしろいんだけど!」って、言葉で返されるとき。おもしろかったら普通、声出して笑うでしょ……って』(31歳/営業)

おもしろく感じたときは、声を出して笑うもの。
これは関西人の多くが思っていることです。

ところが、そんな笑ってもいないのに、「めっちゃおもしろいんだけど」と、セリフで返される。
関西の男子からすると、おもしろくないのに、お情けの言葉をかけられたと感じることもあるようです。
それならいっそ「つまらない」とハッキリ言ったほうが、彼も清々しく感じるはず。

自分を楽しませようと頑張ってくれている彼を見て、「つまらない……」とは、なかなか言い出せないですよね。
でも、顔は笑っていないのに「めっちゃおもしろいんだけど」と冷静に返すよりは、彼のプライドを傷つけずに済みますよ。

●(2)「それってどういう意味?」

『彼女のボケに対して、「例えツッコミ」をしたときに、うまく伝わらず、「え? それっとどういう意味?」って、平気で意味を尋ねられる瞬間』(27歳/営業)

笑いが起きる瞬間は、一瞬のタイミングが勝負。
絶妙の間でボケたりツッこんだりするからこそ、笑いが起きるもの。
それに対し、「それってどういう意味?」と関西人に尋ねるのはNG。
続きの説明を求められることは、辱められている のと同じだからです。

例えツッコミは、お互いの脳内で同じ絵が浮かんでいるからこそ、笑いが起きるものです。
どういう意味か分からないのは、彼の脳内とあなたの脳内で思い浮かべている絵が一致していない証拠。
意味を尋ねるのではなく「意味が分からない」と正直に伝えてあげましょう。

彼からすれば「ほんと、お前って笑いのセンスがないよなぁ」と、プライドを保つことができますので。

●(3)「モノマネの関西弁」

『関西人の僕に合わそうと努力してくれているのは伝わるのですが、妙なイントネーションで関西弁を真似られると、バカにされているみたいで、イラッとしますね』(26歳/SE)

テレビで関西人のタレントが大勢活躍しているためか、関東の人でも、関西弁を耳にしない日は少ないはず。
それだけに、「自分もしゃべれそう!」と感じている関東の女子も多いと聞きます。

関西弁は、独特のイントネーションを持っています。
関西弁ネイティブの人でしか表現できないイントネーションやアクセントがあるもの。

特に関西人の多くは、エセ関西弁を嫌うので、軽々しくモノマネしないことをおすすめします。
あなたが関西弁のモノマネをするのを、彼が気に入ってくれているなら別ですが、そういうタイプの男子は少ないはず。
できるだけ控えたほうがいいかも知れませんね。

●(4)「オチのない話」

『「最近、めっちゃおもしろいことがあってさぁ!」って話しはじめるくせに、話にオチがないことが多い。相手が彼女なので、そこまで露骨には出しませんけど、彼女の話を聞いていると、愛想笑いをすることが多いです』(27歳/美容師)

「関西人、二人集まれば漫才がはじまる」なんてよく言われますが、実際はそれほどでもありません。
関西人の中にもつまらない男子はたくさんいます。
「関西人だから」と、おもしろキャラを強要されて、日々辛い思いをしている男子もたくさんいるのです。

しかし、話にオチを求める関西人が多いのも事実。
オチのない話だったら、最終的に話を盛ってでもいいから、おもしろい話にして欲しいと望んでいる人も多いでしょう。

日頃、関東の友だち同士でしゃべっている内容と、関西人の彼に話す内容に差をつけなければならないのは負担かも知れません。
しかし、話におもしろさが求められているのは事実ですので、それなりの努力は必要かも知れませんね。

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インタビューを見ていると「関西の男子は笑いの感覚くらいでグチグチ言うなんて、器が小さいな」と感じる女子もいるかも知れません。
しかし、恋人同士にとって、笑うという表現はとても大切なもの 。
その感覚が一致しているかどうかは、末永く付き合って行く上で、とても重要だと言えるでしょう。

付き合いたての頃は、関東と関西の文化の壁につまずくことも多いかも知れません。
しかし月日が経てば、だんだんと居心地は良くなってくるはず。
その程度のズレは、時間が解消してくれることでしょう。

一番大切なのは、彼から、「今のイラッとしたわー」と、正直に言ってもらえる関係を築くこと。
笑いの感覚はもちろんですが、最も重要なのは、あくまで二人の相性。

しっかりとそこに注目して、どんどん仲を深めて行ってください。

●ライター/ときわひでたか(人間観察専門家)