せっかく『ジャスティス・リーグ・ダーク(原題)』を断ってくれたのに… - 画像は前作『パシフィック・リム』より
 - Warner Bros. / Photofest / ゲッティ イメージズ

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 ギレルモ・デル・トロ監督が、映画『パシフィック・リム』の続編『パシフィック・リム:アップライジング(原題) / Pacific Rim: Uprising』(2018年2月23日全米公開)ではメガホンを取らないことにした理由をColliderに語った。

 『パシフィック・リム』は、深海から突如現れた怪獣を倒すべく、人型巨大兵器イェーガーを操縦するパイロットたちを描いた2013年のSFアクション映画。日本のロボットアニメや怪獣映画への愛にあふれたデル・トロ監督らしい作品だっただけに、日本でも、彼が続編の監督を降板することになってショックを受けたファンは少なくなかった。

 「タイミングがどんどん悪くなったんだ。小規模な『ザ・シェイプ・オブ・ウォーター(原題) / The Shape of Water』(11月アメリカ公開予定の監督作)という映画をどうしても撮りたくて」と切り出したデル・トロ監督は、ある時点ではDCコミックスのダークヒーローが集結する映画『ジャスティス・リーグ・ダーク(原題) / Justice League Dark』か『パシフィック・リム』続編のどちらか一つを選ばなくてはいけなかったと振り返る。

 「それで僕は『パシフィック・リム』続編の方をやろうと決めたのだが、それで何が起きたかといえば、制作会社のレジェンダリーから『続編を延期しなくてはいけなくなった』と言われた。なぜなら彼らは中国企業に買収されるところだったからね。彼らは『我々は9か月待たなくてはいけない』と言ったんだけど、僕は『9か月は待てない。ほかの映画を撮るから』と言った。それで僕は『ザ・シェイプ・オブ・ウォーター(原題)』を撮って、『パシフィック・リム』続編の監督にはスティーヴン・S・デナイトを選んだんだ」。

 「Marvel デアデビル」のデナイト監督がメガホンを取った続編の初期の映像を観ているというデル・トロ監督は「素晴らしいものになっている」と太鼓判。脚本は、デル・トロが自身で監督するつもりで書いたものとは違うものになっているとしながらも「でもそれでいいんだ。リングに上がっているのは監督で、プロデューサーはコーナーにいるもの。パンチを受けるのはプロデューサーではなく、監督だからね。だから黙ってコーナーでタオルをきれいにして、監督が自分のところに来るのを待つんだ」とデナイト監督を信頼し、裏方に徹していると明かした。

 『パシフィック・リム:アップライジング(原題)』の主人公は前作に登場したスタッカー・ペントコスト司令官(イドリス・エルバ)の息子で、演じたのは『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』のジョン・ボイエガ。そのほか、クリント・イーストウッドの息子であるスコット・イーストウッド、中国人女優ジン・ティエン、日本からは真剣佑らが出演している。(編集部・市川遥)