台湾でPFFの特集上映

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 自主映画を対象とし、若手映画作家の登竜門として知られるPFF(ぴあフィルムフェスティバル)の特集が、台湾の高雄市で4月8日〜5月14日に行われる。「日本爆裂。獨立時代 - PIA影展映畫大賞」と題し、高雄市が運営する映画の総合施設・高雄市電影館の企画で、PFFアワード入選作品やPFFスカラシップ作品など関連作品11本を特集する。

 今回の特集企画は、PFFとベルリン国際映画祭、香港国際映画祭の共同プロジェクトとして世界巡回を行っている8ミリ映画特集「8ミリ・マッドネス!!」が昨年10月、高雄映画祭で上映されて盛況を博し、自主映画の歴史が長い日本映画に注目が集まったことをきっかけに実現。高雄市電影館は、約6700本の映画をアーカイブし、年間に約300本の映画を上映する台湾のフィルムセンターともいえる映画の総合施設で、高雄映画祭も主催。過去にも今村昌平監督や大島渚監督らのフィルム上映特集を行ってきた。

 上映作品は、PFFの2000年以降の作品の中から、高雄市電影館が11作品を5つのカテゴリに分けて選出。李相日や荻上直子、内田けんじ、石井裕也、山戸結希ら現在の日本映画界で活躍する監督たちの初期作品が上映される。

 上映カテゴリおよび作品は以下の通り。詳細は公式サイト(http://kfa.kcg.gov.tw/n/reflect/movie.php?catid=712/中国語・英語)に記載。

▼近年最もアクティブな映画監督のデビュー作
「BORDER LINE」(02/李相日監督)
「バーバー吉野」(03/荻上直子監督)
「運命じゃない人」(04/内田けんじ監督)

▼負け犬世代の人々に焦点を当てた作品
「川の底からこんにちは」(09/石井裕也監督)
「恋に至る病」(11/木村承子監督)

▼成長の甘酸っぱさを描いた作品
「いさなとり」(15/藤川史人監督)
「Her Res 出会いをめぐる三分間の試問3本立て」(12/山戸結希監督)
「おとぎ話みたい」(14/山戸結希監督)

▼不思議な世界を構築した作品
「山守クリップ工場の辺り」(13/池田暁監督)
「かしこい狗は、吠えずに笑う」(12/渡部亮平監督)

▼昨年のPFFからの、最も大胆でオリジナルな作品
「花に嵐」(16/岩切一空監督)