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■どんなクルマ?

スコダを知らないなんてモッタイナイ

じつはこのクルマ、英国ではものすごく人気。4月中の発売であるにもかかわらず、テストをおこなった3月末時点でかなりの問い合わせがあるという。

英国内だと3ヶ月待ちの状態で、申込者の約85%が高価なSE Lトリムかそれ以上のグレードを選択している。

また、フル・モデル・チェンジを間近に控えた同社のイエティの2016年における販売台数は過去最高であった。要は売れまくっているのだ

なかでも2.0 TSIガソリン・エンジンを搭載したこのクルマはどうであろうか? 試してみよう。

■どんな感じ?

やっぱりガソリン・エンジン?!

ディーゼルの勢いがちょっと前ほどではないとはいえ、ガソリン・エンジンを乗せるSUVを英国で見ることはあまりない。

排出ガスの多さと低い燃費がこのクルマから多くの顧客を遠ざけ、当面は自動車用燃料として有効利用されるであろうディーゼルが優勢なのだ。

しかし、燃費なんか気にせず、ごきげんなエンジンを好む層だってたくさんいる。

事実、全域におけるスムーズな回転は、やはりいい。しかも相当な追い込みをかけないと音を上げることもない。

鞭を打つと、そこには、感じのいい足並みと控えめではあるが熱いものがある。

ただ、スポーツ走行はコディアックの得意とする場所ではない。

スポーツ走行を避けるべき理由は?

まず、オプションで装着できる、アダプティブ・ダンパーは路面が悪くなると、行儀も悪くなる。突き上げによる振動を緩和するのは間違いないが、今度は、路面のうねりに足を取られてしまう。

はっきり言って、ノーマル・ダンパーのほうがいい。

もっと言ってしまえば、コディアックのドライビング・モードを適切に選べば(乗り手の趣向に応じて個々の調整が可能)、このクルマは、なかなかよい走りをみせるが、それ以上でも以下でもない。

SUVならば気になる車内空間

車内空間に関しては、コディアックとランド・ローバー・ディスカバリー・スポーツはいい勝負をしている。

コディアックの最後尾のシートをフロアに畳むと、そこにはソレントと同等、そしてディスカバリー・スポーツ以上のラゲッジ・スペースが出現する。

もちろん、スコダの「Simply Clever」の精神は車内の至る所に貫かれており、数々の気の利いた収納スペースを発見することができる。

■「買い」か?

2.0ℓガソリンよりも1.4ℓが優勢

仮に買うならば、1.4ℓのガソリン・ユニットか2.0ℓのガソリン・ユニットのどちらかで迷うはずだ。

というのも、1.4ℓのTSIユニット(150ps)でさえ十分にパワフルで、1800kgの車重を感じさせないのである。

一方、装備は充実している。ファミリーSUVとしては、好印象をいだける領域にある。

たとえばランドローバー・ディスカバリー・スポーツが備えるダイナミック性と走破性には欠けるのだが、運転を楽しむのではなく、実用性と費用対効果を追求する向きならば、試乗してみることをおすすめする。

スコダ・コディアック2.0 TSI 4×4 180 DSG SE L

■価格 £30,410(419万円) 
■最高速度 204km/h 
■0-100km/h加速 8.2秒 
■燃費 13.5km/ℓ 
■CO2排出量 170g/km 
■乾燥重量 1840kg 
■エンジン 直列4気筒1984ccターボ 
■最高出力 181ps/3900-6000rpm 
■最大トルク 32.6kg-m/1400-3940rpm 
■ギアボックス 7速デュアル・クラッチ