2015年、米・西海岸発の“サードウエーブコーヒー”上陸を皮切りに、次々と変化するコーヒートレンド。

生産者や農場、精製方法、単一の豆で淹れる“シングルオリジンコーヒー”など、豆の違い、さらに抽出方法の違いに着目したカフェ発のブームや、手軽なコンビニコーヒーの隆盛は記憶に新しいところです。

そして、これからの時に楽しむ機会が増える“アイスコーヒー”の盛り上がりも見逃せません。

“アイスコーヒー”においては“豆特化系”のこれまでのカフェトレンドも取り入れつつ、パーティシーンなどを意識した“飲み方”の新提案に注目が集まっているようです。

そこで、今回は「コーヒー好き」にこれから美味しい季節を迎える“アイスコーヒー”のネクストトレンドについて意識・実態調査を行いました。この調査で、アイスコーヒー流行の“大本命”に選ばれたのが『ドラフトコーヒー』です。

『ドラフトコーヒー』とは、ビールのようにサーバーから泡を注ぎ入れ、コーヒーの上にムースのように泡を乗せることで香りを閉じ込めたアイスコーヒーのこと。

昨年2016年に大手コーヒーチェーン店が全米で限定店舗販売を行ったことからブームに火がつき、日本でも取り扱い店舗が増えつつあります。

さらに、カフェ・スイーツ専門誌『café-sweets』編集長・吉田直人氏にその楽しみ方についてインタビューを行いました。

また、『ドラフトコーヒー』に注目する企業取り組みとして、大手メーカーやコーヒー専門店の店舗も紹介します。


出典:トレンド総研

・吉田 直人(よしだ なおと) 柴田書店 「café-sweets」編集長

1977 年東京都生まれ。大学卒業後、(株)柴田書店に入社。外食マネジメント誌『月刊食堂』編集部を経て、飲食のプロ向けのMOOK本や書籍の企画・編集に携わる。

その後、スイーツ・パン・カフェの専門誌『café-sweets』編集部に配属。2013 年9月に同誌の編集長に就任。

 

■カフェトレンドは「豆特化」から「飲み方提案」に進化、マニア以外の心をつかむ!

まず、近年はいわゆる「カフェ飯」的な食事を楽しめるカフェは少なくなり、販売商品をコーヒーのみにしぼったコーヒースタンドのように専門性を高めた「コーヒー特化型」が増えています。

これはシングルオリジンコーヒーなどサードウエーブ的なアプローチの流行にともなって増えた形式で、特に個人経営の店舗に目立ちます。個人的には、いわゆる昭和の「こだわり自家焙煎の喫茶店」への先祖がえりだと思っています。

ですが、コーヒーは豆や煎り方の違いをマニアックに楽しむ人もいれば、ライトに楽しみたい人もいるといった飲み物。

焙煎を含む「豆の違い」だけにこだわっていては、ライト層にはハードル高くなってしまいます。そこで、最近では「豆」の違いだけではなく、新しい「飲み方」を提案し、ライト層にも楽しんでもらいたいと考える店舗も増えてきているようです。

 

■3通りの飲み方、炭酸水添え…いま、海外発・飲み方トレンドに熱い視線

「飲み方」でカフェトレンドを切ってみると、国内では、単一の豆で淹れた“エスプレッソ”“カフェラテ”“アイスコーヒー”を一度に楽しめるメニューを提供したり、エスプレッソに口直しの炭酸水を添えたり、自家製の焼き菓子とのマリアージュを楽しませたりする店舗の例があります。

しかし、そういったトレンドも、海外のコーヒーショップを手本にしたケースが多いのです。昨今、大手コーヒーチェーンが全米の限定店舗でしかけた、『ドラフト
コーヒー』もその一つだといえるでしょう。

 

■専門家が語る、「ドラフトコーヒー」が初心者にもオススメな理由とは

『ドラフトコーヒー』はなかなか、面白い飲み物ですよね。泡のおかげで何となく甘味も感じられますし、ミルクを入れなくても、カフェラテっぽい雰囲気があります。一番の魅力はやはり「味わいの変化」ではないでしょうか。通常の“アイスコーヒー”は、味のテンションが飲み始めから飲み終わりまで一緒なんですよね。

ところが、『ドラフトコーヒー』は、まろやかな口当たりのよさから、ストレートなコク深い味わいがスッと入ってくる瞬間まで、“丸く感じていたものがシャープになる”グラデーション的な味の楽しみ方ができるんです。

この飲み方の変化による味の違いはかなり分かりやすいですから、豆にはさほど詳しくないけど、最近コーヒーに興味を持ちはじめた……という人にはぴったりだと思います。『ドラフトコーヒー』が味わえる国内店舗はまだ少なく、“おうちコーヒー”派のなかには、もっと気軽に楽しみたい人も多いと思います。

しかし、最近では自宅で『ドラフトコーヒー』を楽しめるアイスコーヒーサーバーも発売が予定されているようです。今後も流れに注目ですね。

 

■ネスレ日本「ネスカフェ 原宿」 アイスクレマコーヒー


出典:トレンド総研

ネスレ日本が展開する、“五感”で楽しむ『ネスカフェ』体験を通じて、従来のカフェにはなかった「ワクワク感」・トレンドを発信し続けている『ネスカフェ原宿店』。

この店舗で3月から期間限定で提供しているのが『アイスクレマコーヒー』です。

きめ細かいクレマ(泡)で「ネスカフェ ゴールドブレンド コク深め」の香りを閉じ込め、まろやかな口当たりとコク深い味わいを楽しむことができます。

「アイスクレマコーヒー」は『ネスカフェ 三宮』でも提供中。ネスレ日本は自宅で簡単にドラフトコーヒーが楽しめる専用アイスコーヒーサーバーの発売も予定しています。

【お店情報】

※ ネスカフェ原宿店

住所:東京都渋谷区神宮前1-22-8

営業時間:11:00〜21:00

 

■「VERVE COFFEE ROASTERS」ニトロブリュー


出典:トレンド総研

2016 年 4 月に東京・新宿に初上陸した、カリフォルニア・サンタクルーズ発のコーヒーショップ『VERVE COFFEE ROASTERS(ヴァーヴ コーヒー ロースター
ズ)』。

この店舗では『ドラフトコーヒー』の『ニトロブリュー』、バニラアイスをのせてクリーミーな味わいを楽しむ『ニトロフロート』をお召し上がりいただけます。

さらに、エスプレッソをトニックウォーターで割った『カフェトニック』など専門店ならではのアイスコーヒートレンドを押さえた新しい「飲み方」を楽しめます。

【お店情報】

※ VERVE COFFEE ROASTERS

住所:東京都渋谷区千駄ヶ谷5-24-55 NEWoMan新宿2F エキソト

営業時間:8:00〜22:00

 

■日本マクドナルド「McCafé by Barista 六本木ヒルズ店」限定 ニトロブリューコーヒー


出典:トレンド総研

マクドナルドが展開する『McCafé by Barista(マックカフェ バイ バリスタ)』六本木ヒルズ店では、2016年12月末より『ニトロブリューコーヒー』を販売中。

専用コーヒーサーバーからアイスコーヒーに窒素を含ませ、抽出しています。ワイングラスでの提供で、まろやかな口当たりを楽しむことができます。

メニューは、ブラックの『ニトロブリューコーヒー アイスブラック』、ミルクを加えた『ニトロブリューコーヒー アイスミルク』の2種類です。

【お店情報】

※ McCafé by Barista 六本木ヒルズ店

住所:東京都港区六本木6-3-1

営業時間:0:00〜24:00

【参考】

※ トレンド総研

【画像】

※ Farknot Architect/Shutterstock

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