ニコンは今年で創立100周年を迎えます。おめでとうございます。

2016年度のニコンの業績は最終赤字で業績は右肩下がり、昨年は希望退職者1,000人を募ったり、今年2月には開発中だったデジタルカメラ「DLシリーズ」の発売を中止したりするなど、行く末が心配される最中。それでも諸行無常のテクノロジー業界を100年間生き残り、イノベーションを起こしてきた日本を代表する素晴らしい企業であることは間違いありません。写真撮影の技術は変遷しつつも、光学関連装置の企業として第一人者であり続けました。

そんなニコンの100周年を記念して、スワロフスキーとのコラボレーションで実現した「100周年記念クリスタルクリエーション」が発表されました。

戦後間もない1948年に登場した“ニコンの原点”のニコン儀燭鬟好錺蹈侫好ーのクリスタルで再現しています。細部まで美しく再現された、キラキラ輝くクリスタルで出来たニコン初のカメラはとても美しいことでしょう。

でも正直に言ってしまうと、ニコンの100年の歴史を記念する手段として悪手じゃないかと思うのです。

過去の100年に立ち戻るという懐古主義を思わせるのではなく、100年後のニコンの未来を示して欲しかった。できればニコンの未来に期待できるような新しい製品を発表するとかして欲しかった…。

現実としては半導体事業やカメラ事業の悪化の影響で、前述の通り「DLシリーズ」の発売を中止したり、Nikon投資家情報によると昨年11月に構造改革プランを発表したりするなど防戦一方のため、魅力的な新しい製品を開発している余裕が無いのかもしれませんが…。米ギズモードでは、この100周年記念プロダクトを「エイプリルフールの冗談だと思った」と評しています。

とはいえ、100周年を記念する製品はこのクリスタルだけではありません。Nikon創立100周年記念サイトではD5やD500等の「Anniversary Products」が続々発表されており、注文方法等の詳細は2017年6月中旬にお知らせするとのことです。ニコンファンにとっては、どれも欲しくなるような100周年記念プロダクトが目白押しですよ。

ともあれ、ニコン創立100周年、おめでとうございます。


・コスプレ写真はこう撮ろう! ニコンの「Cosgenic Lesson」が実に役立つ


image: Nikon
source: Nikon 1, 2, Nikon投資家情報, Nikon創立100周年記念サイト

Alex Cranz - Gizmodo US[原文]
(mayumine)