出演交渉中のケビン・スペイシー、ミシェル・
ウィリアムズ、マーク・ウォールバーグ 写真:ロイター/アフロ 、
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 リドリー・スコット監督が、1970年代に起こったジョン・ポール・ゲティ3世誘拐事件を映画化する新作「All the Money in the World(原題)」に、ケビン・スペイシー、ミシェル・ウィリアムズ、マーク・ウォールバーグが出演交渉中であることがわかった。

 デビッド・スカルパが執筆しブラックリスト(製作前の優秀脚本リスト)に選出された本作は、富豪一族の放とう息子ジョン・ポール・ゲティ3世が1973年、16歳のときに伊ローマで誘拐された事件を題材にしている。ゲティ3世の母ゲイル・ハリスは、息子の祖父で石油王のジョン・ポール・ゲティ・シニアに、脅迫状で指示された身代金1700万ドルを犯人に支払うよう懇願するが、祖父は支払えば14人いるほかの孫たちにも同様の危険が及ぶことを理由に拒否。すると、犯人グループからゲティ3世の右耳と髪の一部が送りつけられた。祖父は税控除の最大限度額220万ドルのみ支払いに応じ、70万ドルをゲティ3世の父である息子ジョン・ポール・ゲティ・ジュニアに利子付きで貸して、計290万ドルで犯人と交渉を成立させ、ゲティ3世は約半年ぶりに家族の元に戻った。

 ゲティ3世の母ハリスは、夫ジョン・ポール・ゲティ・ジュニアと離婚しており、義理の父ジョン・ポール・ゲティ・シニアとは不仲だったと言われている。今年3月、ナタリー・ポートマンがハリス役候補と報じられたが、米ハリウッド・レポーターによれば、ウィリアムズが現在、同役を検討しているようだ。また、スペイシーはジョン・ポール・ゲティ・シニア役を、ウォールバーグはローマに赴く元CIA捜査官フレッチャー・チェイス役を演じると見られている。

 スコット監督は、「プロメテウス」の続編「エイリアン コヴェナント」が5月19日から全米公開、9月日本公開される。また、製作総指揮を務める「ブレードランナー 2049」(ドゥニ・ビルヌーブ監督)が10月6日から全米公開、10月27日から日本公開。