初めて見るサスペンションに興味津々/モデル:錦 亜季実(獨協大学/キャンパスクイーン)

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「友達の彼氏が車好きで、かなりお金をかけて改造しているのですが、彼女の話(愚痴)を聞くたびに、車の改造についてマイナスの印象を抱いてきたんです。ですが考え方が変わりました。これは絶対に欲しいアイテムです。運転する人だけでなく、同乗者もハッピーになれます!」と取材後、笑顔で語る女子大生。彼女の価値観を一変させたアイテムとは?

【写真を見る】HKSのサスペンションを装着したプリウスは、タイヤ〜ボディ間の隙間は指3本!/モデル:錦 亜季実(獨協大学/キャンパスクイーン)

■ ワンランク上のスタイリングと乗り味を実現するサスペンション

現行モデルが登場して約1年。最近はPHVモデルも登場するなど、街でその姿を見かけることが多くなったプリウス。ここまで多いと、オーナーの中には「人とは違うプリウスにしたい」「自分のプリウスをもっと良くしたい」と思う方も多いことだろう。 そこで、見た目と乗り心地が変わる「サスペンション」に注目。交換することにより車高が下がれば、他の人とは違ったスタイリッシュな1台に。さらに乗り心地や運動性能がよくなれば大満足だ。いっぽうで、本人は気に入っても他人の目からどう写るのかは気になるところ。冒頭の「友達の話」はその典型だ。

今回試したサスペンションは、チューニングパーツの最大手「エッチ・ケー・エス」(以下HKS)が販売する「HIPERMAX G」(15万9,840円)。同社は、静岡県富士宮市に拠を構え、40年以上にわたって「走りにこだわる人」に支持されている。それは日本国内のみならず、UKをはじめ海外にも支部を構えるほどだ。

HKSは、サスペンションを20年以上前から製造・販売。モータースポーツ活動やテストコースで得た知見を元に製品化している。さらに自社工場で製造し、厳しい品質チェックを実施しているとのこと。保障期間を自動車メーカー系の純正アフターパーツと同じ“3年6万キロ”としているところからも、その自信のほどが伺える。

同社は走行シーンや目的にあわせたサスペンションを数多くリリースしている。その中でHIPERMAX Gは、純正部品と同じ形状でありながら、乗り心地やスタイリング、そして走行の安定性に加え、HKSが考える「上質さ」を追求したモデルとのことだ。

■ 「見た瞬間にワクワクしました」

さて、いきなりサスペンションを交換した車に乗ったところで、何がなんだかわからない。そこでノーマルのプリウスと、サスペンションを交換したHKSのデモカーとで比較することにした。また、一般的な目線で「本当に変わるのか? かっこよく見えるのか?」を試すべく、ドライブ好きの女子大生代表として錦 亜季実さんに出演をお願いした。錦さんには、プリウスに乗るということ以外、企画の趣旨は何も伝えていない。ただしHKSのデモカーは、ホイールとタイヤがノーマルとは異なっている。

試乗する前に、実際に2台を並べて見比べてもらった。HIPERMAX Gを取り付けたHKSのデモカーは、ノーマルに比べて車高が2cmほど下がっている。まずは「どちらがカッコいいか」と質問。すると彼女は「HKSと書かれている方」と即答。もちろんボディカラーやホイールの違いはあるものの「見た瞬間にワクワクした。このクルマに乗ってみたいと思いました」と笑顔で語る。全体の佇まいとしてはローダウンした車=カッコいいと認識したようだ。

しかし、「どこが違うの?」という問いかけに対しては、最後まで車高の違いを見出すことはできなかった。そこで、車高が異なることを伝え、ノーマルのプリウスの場合、

タイヤとボディの間に彼女の手の平がすっぽり入るが、HKSのデモカーは

指3本分の隙間しかないことを試してもらうことに。錦さん「ボディにタイヤが当たったりしないんですか? 段差とかで擦ったりしないんですか?」と心配な表情を浮かべながら問いかけてくる。もちろん大丈夫なのは言うまでもない。

■ 「HKSの車のほうが、運転が楽しく感じます」

それでは試乗してみることに。最初にノーマルのプリウスに乗って首都高を走ってもらった。「プリウスの快適さに驚きました。とても乗り心地がよくて、なにより静かです。それに運転しやすいのもいいですね。高速道路のつなぎ目で衝撃が少ないのもいいです。いつもつなぎ目を見る度に、身構えてしまいうんですよ。」と好印象。

続いてHKSのデモカーに試乗。「駐車場から出る時、小石が跳ねて車に当たる音にビックリしました」と車高の低さを音で体感したようだ。そして「一般道を普通に乗っている分には大きな違いはないと感じましたし、車高の低さも気になりませんでした」という。しかし高速道路に乗ると一変。「車の揺れをあまり感じません! 段差を抜けていく時、普通のプリウスがボヨンボヨンという感じだとすると、トスッとスムースに通過するんです。今までボヨンボヨンの車しか乗ったことがないから、すごく新鮮で驚きました。同時に、この振動が不快であったこともわかりました」とニコニコ顔だ。

さらに「車の振動が長引かないから、車内が静かになったような気がします。それにハンドルを操作して、スムースに曲がるようになった気がしました。あと、なぜかHKSの車のほうが、運転が楽しく感じます」とのこと。

■ 「パートナーが『欲しい』と言ったら、ふたつ返事で許しちゃいます(笑)」

HIPERMAX Gの効果を実感した錦さん。もしプリウスを購入したら取り付けますか? と尋ねてみた。

「長距離の移動って、運転手だけではなく、同乗者にも負担がかかりますよね。また、年配の方が乗る場合、衝撃が少ないほうが好ましいです。この部品は、運転手だけでなく、同乗するみんなが喜ぶと思いますから、購入する価値はあると思います」「車のグレードを上げれば、乗り心地がよくなると思いますが、すごくお金がかかりますよね。ですがサスペンションを替えて車の乗り心地が改善するのでしたら、経済的で賢い選択ではないでしょうか。私が結婚したとして、パートナーが『HKSのサスペンションが欲しい』と言ったら、ふたつ返事で許しちゃいます(笑)」と太鼓判を押す。

HIPERMAX Gは、愛車をワンランク上の乗り心地、見た目に変えてしてしまうだけでなく、乙女心までガッチリつかんでしまう“魔法の脚”でもあるようだ。

「体験するまで、部品一つで、こんなに快適になるだけでなく、運転が楽しくなることを知りませんでした。これは絶対、多くの人に触れて欲しいです!」と語る錦さんは、この日で最高の笑顔で語ってくれた。

HKSは全国各地で定期的に試乗会を実施している。特に4月30日、富士スピードウェイで行われる「モーターファンフェスタ」の会場で行われる試乗体験会では、このプリウスの他、数多くの試乗車を用意する予定とのことだ。遠方ではあるものの、モーターファンフェスタは入場無料イベントなので、会場で「魔法の脚」を体験してみてはいかがだろうか【ウォーカープラス編集部】