5日、サムスンのスマートフォンや世界で最も高速なインターネット接続速度などハイテク大国として有名な韓国が、中国の追撃に脅かされている。資料写真。

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2017年4月5日、米華字メディア・多維新聞によると、米ブルームバーグ通信は、サムスンのスマートフォンや世界で最も高速なインターネット接続速度などハイテク大国として有名な韓国が、中国の追撃に脅かされていると伝えている。

韓国の政府系研究機関の韓国産業技術研究院(KICT)はリポートで、バイオテクノロジーやディスプレーなど24の主要産業における中国との平均格差はわずか0.9年であり、韓国企業は努力しなければ中国に追い抜かれることになると指摘している。韓国産業研究院(KIET)も、5年後には、ハイエンドスマホやウエアラブル機器、メモリーチップ、スマート・エレクトロニクスなどの分野で、中国企業と韓国企業の技術の違いはほぼなくなるとしている。

「中国製造2025(メード・イン・チャイナ2025)」戦略を掲げる中国が急速に追い上げる一方で、韓国は新たな成長エンジンを見つけることに苦労している。同戦略は、世界第2の経済国を、労働集約型の製造スタイルから脱却させ、ロボット工学や航空宇宙技術などより洗練された分野に推し進めることを目指すものだ。

ソウルのSK経済研究所のキム・ヒョンウク氏は「主要産業のうち、韓国が中国に対し優位にあるのは半導体分野とディスプレー分野だけだ」とし、「政府は座視せず議題と必要な改革を進めるための青写真を作成する必要がある」と話している。

KIETの中国産業研究担当ディレクターのチョ・チュエル氏は「中国の産業改革は韓国と中国のバリューチェーンの構造を変えている」と指摘する。

韓国の大統領選では、候補者らが人工知能やIoT(モノのインターネット)、ロボットなどの産業を支援する政策をアピールしている。だが選挙戦の勝者の任期がそれよりも長いかどうかはまだ分からない。(翻訳・編集/柳川)