■マーリンズ買収か?

 野球の大リーグ(MLB)・ヤンキースでショートを守っていたレジェンド中のレジェンドであるデレク・ジーターが、マーリンズのジータ―になるかもしれない。もちろん選手として現役復帰をするわけではない。監督を飛び越しいきなり球団のオーナーに就任する可能性があるのだ。

 元々ジータ―氏はスポーツ球団のオーナーになることを視野に入れていた。米紙の報道によれば、最初は野球ではなくアメリカンフットボールNFLのバッファロー・ビルズの買収を検討していたが、違う実業家への売却が決まったため、路線変更しMLBの球団を買収しようと考えているようだ。

 アメリカのトップスポーツ選手の収入は日本人選手の収入とは桁が違うため、しばしばそのような光景を目にすることができる。実際アメリカのプロバスケットボールNBAの選手だったマジック・ジョンソン氏は、現ドジャースの共同オーナーである。ジータ―氏の現役推定総収入は約4億ドルと言われており、一人では無理でも共同経営者としてならオーナーになれる可能性は大だ。

■マーリンズの資産価値

 マーリンズの資産価値は8億ドルから16億ドルに及ぶのではないかという見解がある。MLBでは下の方で観客数も少ない。しかし本拠地とするマイアミの都市圏は決して小さくないだけに、経営手腕によっては集客が見込めるはずだ。現在のマーリンズオーナーであるジェフ・ローリア氏が2002年に買収した当時は1億5800万ドルだった。

 資産価値が数倍に膨れ上がった今となっては手放し時と考えている可能性は高い。アメリカの報道陣では恐らくは売却するのではないかという見方が強いため、ジータ―氏が球団オーナーになる可能性は十分にありうる。

■買収するにあたり

 とは言え買収を検討しているのは何もジータ―氏だけではない。元フロリダ州知事のジェブ・ブッシュ氏も買収を検討していると報じられている。彼にとってはおひざ元であり、何より元大統領を兄に持っているというバックボーンも強そうだ。ジータ―氏にとっては一筋縄ではいかないだろう。

 日本人としてみたら元ヤンキースの松井秀喜氏の友人であるジータ―氏に買収してほしいという思いが強いだろう。そうすれば以前チームメートだった現マーリンズのイチローと形は違えど、新たにMLBの舞台で共演するということができる。さらに恐らくはジータ―氏の単独ではなく共同経営者という形となるだろうが、それが誰になるかにも興味が沸く。

 ヤンキースファンからは悲鳴が上がりそうな出来事だがこの買収劇は見ものではないだろうか。