なぜだ!今年の新入社員 “恋人アリ率”は先輩より9.3%多い謎
最近の若者には数多くの「●●離れ」が言われていますが、その中に「恋愛離れ」というものがあります。それが本当だとすると当然、恋人がいる確率も低いはずですが……。
婚活支援サービスを展開する株式会社パートナーエージェントが、今年4月に新社会人となった男女に「交際相手はいますか?」と尋ねたところ、「いる」は38.7%でした。一方先輩の立場である25歳から44歳に同様の質問をしたところ「いる」は29.4%!恋愛離れをしているはずの若者のほうが、9.3%も恋人がいる割合が高かったのです。
円グラフにすると差が分かりやすい?今年の新社会人はリア充度高めです!
また彼らのうち23.0%は「現在交際している相手と結婚したい」と回答。ほか59.6%は「いずれ誰かと結婚したい」と考えているという結果となっています。つまり今交際していない人はもちろんしている人も含め、半数以上はまだ結婚相手と出会っておらず、これから探すという気持ちが強いようです。
新社会人は先輩よりも社内恋愛に前のめり!
では新社会人は、昔から出会いの場として定番である「社内恋愛」についてどう考えているのでしょうか?
まず新社会人で「社内恋愛をしてみたい」に「当てはまる」「どちらかというと当てはまる」という人は38.2%。一方25歳から44歳の先輩社会人の場合同様の質問をすると、29.8%という結果でした。新社会人のほうが社内恋愛に積極的なのです。さらに「社内恋愛は悪いことではないので堂々としていいと思う」に当てはまる新社会人は40.9%で、先輩は37.7%。「社内恋愛は本人の自由だと思う」に当てはまる新社会人は74.4%で、先輩は69.6%。どの質問でも先輩に比べると新社会人のほうが社内恋愛に前のめりといえます。
新社会人たちの狙いは同僚よりも「上司や先輩」!
入社間もない新社会人ですが、「社内にすでに気になる相手がいる」に当てはまる人は11.3%だそう。さらに社内恋愛の対象として「上司や先輩がいい」人は47.4%で、「同僚がいい」人は30%でした。どうやら頼れる年上に恋愛感情を抱く傾向があるようです。
一方先輩たちはこれまで社内恋愛をどれほどしているのでしょうか?まず「社内の人にアプローチしたことがある」と「アプローチされたことがある」を合わせた“社内恋愛経験アリ”は39.9%。どちらもない人は60.1%となっています。
さらに「社内に交際している相手がいる、またはいたことがある」人は14.2%。逆に「今までの交際相手はすべて社外の人」は54.0%と半数以上でした。全体的にみてもあまり社内恋愛に積極的ではない傾向があるように感じ、新社会人との温度差を感じました。
「今までの交際相手は社内か社外か?」と言う質問に対し、31.8%は「どちらでもない」と回答。これは交際経験そのものがないということでしょうか?
先輩たちは要注意!新社会人女子は社内恋愛の強敵に!?
以上を踏まえると、恋愛離れと言われているはずの若者である今年度入社組は恋愛的に積極的な傾向にあり、さらには社内恋愛も先輩たちと比べると「アリ」と思っているようです。しかも彼らが狙うのは同僚ではなく、上司や先輩。
優しい頼れる先輩や上司は、全部今年の新人女子社員にもっていかれる危険性も!?
恋人がいる割合が低く、社内恋愛も積極的ではない先輩に比べると、社内における恋愛の温度差には明らかな差がある気がします。もしかすると独身でちょっとイケている男性上司や先輩は、みんな彼女たちにもっていかれる危険性も!もはや「社内恋愛に興味がない」なんて言っている場合ではないかもしれません。
【調査概要】
調査主体:株式会社パートナーエージェント
調査方法:インターネット調査
調査期間:2017年3月22〜26日
有効回答:20〜25歳の2017年度入社の新社会人男女230名、2014〜2016年度入社の社会人男女217名