macOSのマルウェア被害が、2016年に前年比744%も増加している、とするレポートをセキュリティサービスのMcAfeeが公開しました。

2016年のマルウェア被害、Mac46万件、Windows6億件

McAfeeが公開したレポートによると、同社が2016年に検知したmacOSのマルウェア被害件数は約46万件だった、とのことです。グラフで見ると、2016年第3四半期(7〜9月)から第4四半期(10〜12月)にかけて急増しています。
 

 
一方、他OSの被害状況は、Windowsは約6億件、モバイルOSは1,500万件でその大半がAndroidでした。

macOSのマルウェア、大半は広告表示のアドウェア

macOSで急増したマルウェアのうち、大半はアドウェアと呼ばれる、Mac使用中に邪魔な広告が表示されるものです。中には、不快な広告が表示するものや、個人情報を勝手に送信するスパイウェアもあるので、「広告が出るだけ」と軽く考えるのは危険です。
 
一方で、Safariを乗っ取ってマシンをクラッシュさせる悪質なマルウェアや、Wordのマクロを悪用し研究機関を標的に攻撃するマルウェアが確認されているのも事実です。
 
Macをマルウェアから守るには、アプリはMac App Storeか信頼できるデベロッパの提供するものに限定し、それ以外のサイトからはアプリを入手しない、という当たり前のことに徹するのが一番です。

増加するIoTデバイスを狙ったマルウェア

McAfeeは、最近の傾向として、急速に普及が進むIoTデバイスを標的にしたマルウェアの増加も目立つ、と警鐘を鳴らしています。
 
昨年秋、セキュリティの弱いIoTデバイス約250万台を乗っ取り、大規模なDDoS攻撃で世界的にネットワーク障害を引き起こしたボットネット「Mirai」のような例が今後も増える可能性があります。
 
ホームネットワーク機器を導入する場合は、多少値が張っても、セキュリティのしっかりしたモデルを選ぶことの重要性が増しています。

 
 
Source: McAFee via 9to5Mac
Photo:Cult of Mac
(hato)