オランダ・ハーグで、手をつないで他政党との会合に向かう野党「民主66」のアレクサンデル・ペヒトルト党首(左)とバウター・コールメース議員(2017年4月3日撮影)。(c)AFP=時事/AFPBB News

写真拡大

【AFP=時事】オランダの男性カップルが激しい暴行を受けた事件をきっかけに、男性同士で手をつないで街中を歩き同性愛者との連帯を示す運動が、世界各地のオランダ人政治家や警察官、外交官らの間で広がっている。

 男性同士が手をつなぐ写真は、オランダだけでなく英ロンドン(London)や米ニューヨーク(New York)でも撮影され、「#allemannenhandinhand(男性は皆、手をつなごう)」というハッシュタグと共にソーシャルメディア上で広まった。

 きっかけとなった事件は、東部アーネム(Arnhem)で2日未明に発生。35歳と31歳の男性カップルが帰宅中に襲われ、うち一人はボルトカッターによる暴行を受けて複数の歯が折れ、唇を切るけがをした。

 検察当局によると、事件後に14歳の2人と16歳の3人が警察に自首しており、6日に出廷する予定。襲われたカップルの一人は地元テレビに対し、「普段なら外で手をつないだりはしないけれど、あの夜は良い気分で、時間も遅くて僕らは二人きりだと思っていた」と説明している。

 オランダは2001年、世界で初めて同性婚を合法化した国であり、事件は国民に衝撃を与えた。これを受けて、ジャーナリストのバルバラ・ベレント(Barbara Berend)氏が男性らに対し、連帯を示すため手をつないだ写真を投稿するよう呼び掛けた。

 これに応じた野党「民主66(D66)」のアレクサンデル・ペヒトルト(Alexander Pechthold)党首とバウター・コールメース(Wouter Koolmees)議員が3日朝、ハーグ(Hague)の議会に手をつないで登院。その後、世界各地のオランダ人男性がこれに続き、5日には首都アムステルダム(Amsterdam)で数十人が手をつなぎ、虹色の傘をさして行進した。
【翻訳編集】AFPBB News