まさかの“ダブル”サモ・ハンに会場騒然

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4月6日、新宿武蔵野館にて映画「おじいちゃんはデブゴン」「コール・オブ・ヒーローズ/武勇伝」公開記念、サモ・ハン・キンポー来日舞台挨拶が開催された。サモ・ハンの来日は11年ぶりだ。

大きな拍手に迎えられ、会場に登場したサモ・ハン。そのぽっちゃり体型からは想像もできないキレのあるカンフーアクションで世界中のキッズを魅了したサモ・ハンも、今や65歳となり、まるで“香港マフィアのドン”のような風体だ。それでもひとたび話し出せば、若かりし頃と変わらぬチャーミングな笑顔がこれでもかと溢れ出す。そうだ、これこそサモ・ハンだ。

冒頭では「香港でいつも日本料理を食べています」といきなりの親日アピールで、会場が和む。サモ・ハンにとって「おじいちゃんはデブゴン」は約20年ぶりの監督作品となるが(※アクション監督は除く)、今回こうして久しぶりにメガホンを取った経緯をたずねられると、「あるとき、映画会社の社長が脚本を持ってきて『見てくれ』って言われて。見たらなかなか良い脚本で、そのことを伝えたら、今度は『監督をやってみない?』と言われたんです。こういうドラマ性の強い作品は自分自身あまり撮っていないし、キャラクター設定も非常に気に入ったのでやってみようと思いました」とのこと。そこにアクション要素を加えたのが今回の作品だという。

アクションシーンを撮る上でこだわった点については「どうやって相手の腕を折ろうか」と答え、会場は爆笑の渦に。ただ、本人からすれば、これにはれっきとした理由があったようで、「自分の役はボディガードなので、相手を殺すことが目的ではありません。ただ、相手がもう二度と攻撃してこないよう相手の脚なり腕なりを折って動けなくさせる。そういうリアルな発想があったんです」と説明した。

舞台挨拶の後半では、スペシャルゲストとしてサモ・ハンの吹き替えを担当している声優の水島裕が登場。水島とサモ・ハンがこうして顔を合わすのは約40年ぶりのことらしく、水島は「僕が吹き替えた役者はみんないなくなるのよね。スター・ウォーズのルーク・スカイウォーカーやロミオとジュリエットのレナード・ホワイティングとか。みんな役者やめちゃうんですよ。フレンズのマシュー・ペリーとか……でもサモ・ハンだけはずっと頑張ってくれていて。こうしてカムバックしてくれたことを心から喜んでいます」と笑顔を見せた。

サモ・ハンも「水島さんがいるから引退せずに頑張っているんですよ」とジョークで返し、観客はまさかの“サモ・ハン共演“を心から楽しんでいる様子だった。

「ぜひ今度日本でまた映画を撮りたい」とも話してくれたサモ・ハン。すでに次回作の準備に入っているそうだが、また素晴らしいアクション映画を引っ提げ、再び日本に戻ってきてくれることを願いたい。

映画「おじいちゃんはデブゴン」は5月27日より、「コール・オブ・ヒーローズ/武勇伝」は6月10日より、ともに新宿武蔵野館、シネマート心斎橋ほか全国で順次公開予定。

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