5日、中国からの大気汚染物質が韓国に及ぼす影響が約60〜80%に至るとされる中、中国の目と鼻の先にある韓国の白ニョン島の大気汚染物質の測定値が、1年半にわたり桁を誤って公開されていたことが分かった。写真はソウル。

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2017年4月5日、中国からの大気汚染物質が韓国に及ぼす影響が約60〜80%に至るとされる中、中国の目と鼻の先にある韓国の白ニョン島(ペンニョンド)の大気汚染物質の測定値が、1年半にわたり桁を誤って公開されていたことが分かった。韓国・MBNが伝えた。

韓国環境公団が運営する大気汚染情報システム「エアコリア(Air korea)」で、2015年1月から翌16年6月の1年半にわたって、白ニョン島におけるPM2.5の数値が10分の1以下に縮小されて公開されていたことが明らかになった。例えば「15」を「1」、「27」を「2」とするなど下1桁の数字が削除されてしまう誤りで、コンピュータープログラムエラーが原因だったという。

偏西風によって中国から飛んでくるPM2.5などの汚染物質は、まず黄海(韓国名:西海)最北端の白ニョン島上空を通り過ぎることになり、中国の汚染の影響を受けやすい。そのためこのエラーにより、韓国に及ぼす中国からの大気汚染物質の影響が過小評価されていた可能性があるとの懸念が指摘されている。

測定を行っている環境科学院は「大気汚染物質の政策づくりの過程では正しいデータが利用された」と釈明しているが、でたらめな統計を公開した上、原因も十分に追究できなかった政府に実効性のある対策を打ち出すことができるのかと批判の声が高まっている。

ネットユーザーからも「ちょっと、わざとじゃないでしょうね?」「不信感が募る」とエアコリアの情報を疑うコメントや、「これは訴えてもいいくらいのこと」「該当職員をクビにしろ!これが国民の願いだ」と厳重な処罰を望むコメント、「果たして白ニョン島だけかな?視野が曇る日ですら、PM2.5の数値が『普通』の場合が多い。いったいこの国の政府がやることの何を信じたらいいの?」「家の前の山が3〜4年前から一年中曇って見えるけど、相変わらず数値は『普通』。おれは自分の目を信じるぞ」と政府を非難するコメントなど、批判の声が相次いで寄せられている。

その他にも、「中国がハッキングしたんだろう」「いや、金をもらってわざとプログラムのエラーを引き起こしたんだろう」と原因を勝手に推測するコメント、「それなのにサバ(を焼く時に出る煙)やディーゼル車のせいにしてたの?」と驚くコメントなどもあった。(翻訳・編集/松村)