【ソウルニュース】贈賄罪などで起訴されたサムスングループの事実上のトップ、李在鎔(イ・ジェヨン)サムスン電子副会長に対する公判が7日から本格的に始まる。

 李被告は、同グループの経営権継承を支援してもらう見返りに、韓国前大統領の朴槿恵(パク・クネ)被告と共犯の崔順実(チェ・スンシル)被告側に433億ウォン(約42億円)の賄賂を贈ったか、または贈ろうとした罪などに問われている。
 この金額には、▼朴被告の親友の崔被告が実質支配していた文化支援財団「ミル財団」とスポーツ支援財団「Kスポーツ財団」にサムスンが拠出した204億ウォン▼サムスンが崔被告の娘で馬術選手のチョン・ユラ容疑者を支援するため「コレスポーツ」(崔被告がドイツに設立した法人)に支給した約80億ウォン――などが含まれている。
 裁判の争点を整理する公判準備手続きはこれまで3回行われたが、正式な公判と異なり被告の出廷義務がないため李被告は法廷に姿を見せなかった。
 李被告は、朴被告の疑惑などを捜査した特別検察官の事情聴取などで一貫して贈賄容疑を否認しており、公判でも同様の立場を主張するものとみられる。
 李被告は両財団への拠出について、政府事業に協力する意味で経済団体・全国経済人連合会(全経連)の配分に従って出したものであり、不正な口利きを依頼する対価ではないなどと主張している。
 また、朴被告や青瓦台(大統領府)の圧力に屈し、崔被告とチョン容疑者を支援したことは過ちであり恥ずべきことではあるが、対価を求めたものではないため贈賄には当たらないとの立場だ。
 李被告がソウル拘置所に収監されてから50日が過ぎた。収監生活を比較的よく耐えていると伝えられたが、同グループにおけるトップ不在の悪影響は日に日に大きくなっている。
 サムスンの関係者は「李副会長は裁判に誠実に臨み、贈賄の疑惑をはらすように努力するだろう。裁判所が証拠だけを根拠に賢明な判決を下すと信じる」と話している。
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