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日立製作所の利益成長が鈍化している。非中核事業の切り離しは加速しているが、1兆円を計画するM&A(合併・買収)は遅れている。三菱重工業からの巨額請求が、その歩みを一段と遅らせるリスクもある。(「週刊ダイヤモンド」編集部 村井令二)

 日立製作所が製造業で過去最大の7873億円の最終赤字を計上したのは、リーマンショックが発生した2008年度だった。

「沈没する巨艦」と呼ばれた日立は、社会インフラとITを中核とする「社会イノベーション」分野に投資を絞り込む選択と集中を進め、10年度には当期純利益が過去最高となった。13年度には営業利益も23年ぶりに過去最高を記録、翌14年度も2年連続の営業最高益を更新し、劇的な「V字回復」を印象付けた(図(2))。

 だが、15年度の利益成長は鈍化し、16年度は2桁の営業減益の予想で、「強い日立」に陰りが見える。

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