米首都ワシントンで、ニール・ゴーサッチ氏の連邦最高裁判事指名に反対する民主党議員らが開いた記者会見でプラカードを掲げる活動家ら(2017年4月6日撮影)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】米共和党は6日、ドナルド・トランプ(Donald Trump)大統領が連邦最高裁判事に指名したニール・ゴーサッチ(Neil Gorsuch)氏の人事承認を実現させるため、これまで数十年続いてきた伝統を破り、上院規則の変更に踏み切った。野党・民主党が史上初めて成功していた承認阻止も、これで道が断たれた格好だ。

 ゴーサッチ氏は、保守派には支持されているが、民主党員の大半が不支持を表明している。定数100の上院ではこれまで、同氏の指名承認に関する議論に決着をつけるために必要な60の賛成票を得られず、単純過半数による承認が可能な採決に移れずにいた。

 これを受けて共和党上院トップのミッチ・マコネル(Mitch McConnell)院内総務は、ゴーサッチ氏をはじめ、今後全ての連邦最高裁人事について、投票で単純過半数が賛成すれば審議を終え最終採決へ進められるよう、規則を変更する手段に打って出た。

「核オプション」とも呼ばれるこの規則変更が、上院の過半数を占める共和党議員らの賛成により承認されたことで、合意と超党派の精神という伝統を守ることに既に苦慮してきた上院には激震が走った。

これにより、今後上院で大統領による指名阻止の試みが起きても、投票で単純過半数さえ得られれば太刀打ちできなくなる。上院は規則変更の直後、ゴーサッチ氏の指名手続きを進めるかどうかの投票が行われ、賛成55、反対45で承認された。最終採決は、7日に行われる予定だ。
【翻訳編集】AFPBB News