少年時代のエドとアルが手を出してしまった禁忌・人体錬成
 - (C)2017 荒川弘/SQUARE ENIX (C)2017 映画「鋼の錬金術師」製作委員会

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 ハガレンの愛称で全世界累計発行部数7,000万部超えの大ヒットを記録した人気コミックを実写化する映画『鋼の錬金術師』の最新映像が公開され、同作のすべての始まりとなる“人体錬成”のシーンが初披露された。映像では、劇中で山田涼介が演じているエドワード・エルリックの少年時代の姿なども見ることができる。

 本作は、錬金術師にとって絶対に犯してはならない禁忌「人体錬成」を行った兄・エドワードと弟・アルフォンスの兄弟が、その代償として失った体を取り戻すための旅を描く物語。亡くなった母にもう一度会いたいという願いから人体錬成に手を出した二人は、その対価としてエドは左脚を、アルは体すべてを奪われてしまう。瀕死のエドはなんとか自身の右腕と引き換えに、アルの魂だけを錬成し、近くにあった鎧に定着させることに成功させるが、二人に残されていたのは見るも無残な結果だった。

 最新映像では二人が人体錬成を試みる様子や、エドワードが石畳を材料に武器を錬成していくシーンなど、ハガレンの最大の特徴である「錬金」シーンが映し出されている。今回メガホンを取ったのは、『ピンポン』『あしたのジョー』などの曽利文彦監督。『タイタニック』にCGアーティストとして参加したこともある曽利監督は、「ハリウッドは日本よりかなり先を行っているのは事実です」と言いつつも、「今まで日本の技術では手の届かなかったところへ“高く飛べば届くかもしれない”というところまで、充実した技術がそろってきました。そんな今だからこそ、この作品に挑戦したい。本作で前人未到の領域に手をかけてみたい」と意気込み。

 また「しかし技術というのは、あくまでも作品の下支えであり“ストーリー”が第一。ストーリーに技術がしっかりと寄り添うことができれば、本当に素晴らしいことだと思います」と語る。今作のテーマについては、「この『鋼の錬金術師』の前半のストーリーで一番刺さるのは、小さな子供たちが母親を取り戻したいという一心で禁忌に触れる“タブー”を冒してしまう部分。その見返りが容赦ない天罰という、年齢といったことは一切関係なく背負ってしまうのがある意味リアルです。命というものにかかわるタブーを冒してしまった子供たちの背負ったものの大きさというのが、この映画の中核のテーマでもあるのです」と明かしていた。(編集部・井本早紀)

映画『鋼の錬金術師』は12月1日より全国公開