タイの首都バンコクで、新憲法案への署名を終え、敬礼するワチラロンコン国王(2017年4月6日撮影)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】タイのワチラロンコン(Maha Vajiralongkorn)国王は6日、軍事政権が推す新憲法案に署名した。新憲法は政府における軍の影響力を強めるものとされているが、軍政発足から3年が経過し、総選挙実施への道筋がついた形となる。

 ワチラロンコン国王は首都バンコク(Bangkok)で6日午後に行われた式典で署名を行い、その様子はテレビで生中継された。

 1932年以来、20度目の制定となる新憲法について、軍政側は政治的に分断されたタイ国内の混乱を抑え、腐敗した議員を排除するものだとしている。

 しかし反対派らは、上院が任命制となるとともに、選出された政治家を統制することが難しくなることから、新憲法によって、実施が遅れている選挙は、骨抜きとなった民主主義をタイ国民にもたらすだけだと主張している。

 ワチラロンコン国王は昨年10月にプミポン・アドゥンヤデート(Bhumibol Adulyadej)前国王が亡くなったことを受け、新国王に即位した。
【翻訳編集】AFPBB News