Inc.:最近ではグルメな食事からハイヤーに至るまで、なんでもスマホで簡単に注文や予約ができるようになりました。テクノロジーの進化は、部屋の空調やコーヒーポットでさえもスマート化させ、SFの世界で予測されていたジェットパックなんてものも実現されつつあります。それなのに、なぜ洗濯物をたたむのにこんなに時間をかけなければならないの?

山積みされた洗濯物を前にそんなことを考えたことがあるのは、きっとあなただけではありません。イスラエルのソフトウェア開発者Gal Rozov氏も、同じ不満を抱いた1人でした。

必要は発明の母


「Fast Company」のインタビューで、彼はこう答えています。

私が洗濯物をたたむと、いつも妻に文句を言われるんです。世界で1番下手くそだと。確かに妻の言う通りだし、私は洗濯物をたたむことが大嫌いなんです。だって、面倒じゃないですか。洗濯機、乾燥機、掃除機、食洗器と、何でもそろっているのに、なんで洗濯物をたたむ機械はないんだろうって、そのとき思ったんです。


しかし、テックに詳しいRosov氏、不満を抱いただけでは終わりませんでした。自ら解決策を考えはじめたのです。シャツをきれいにたたむ作業をしたくない一心で長年研究を重ねた結果、彼はついに洗濯物の自動折りたたみロボットを開発。予約注文を受け付ける段階にこぎつけました。

「FoldiMate」と名付けられたその商品について、Rosov氏はこう語ります。

ほんの数分で1回分の洗濯物をたたんでくれます。通常の50%の時間短縮になるでしょう。

もちろん、時間短縮はただでは手に入りません。現在のところ、発売時の価格はおよそ850ドルになると考えられています。でも、注文の増加とテクノロジーが進化すればコストダウンが期待されるとRosov氏は述べています。

それでも、このマシンにはそれだけのお金を払う価値がありそうです。「Fast Company」のRina Raphaelさんは、こう説明しています。

Rosov氏のマシンは、乾いた服をたたんで柔らかくしてくれるだけでなく、香水までかけてくれます。FoldiMateのフィーダーに服をかければ、およそ3秒で、香り付きでシワの延びた(どちらもオプションで選べます)服が、たたまれてきれいに積み上げられた状態で出てきます。

唯一のバッドニュースは、小さい洗濯物には対応できないこと。靴下、下着、ベビー服などは自分でたたむしかなさそうです。

それでも興味がある人は、下の動画もぜひ。FoldiMateのサイトでは、すでに20万人近くが関心を示しているみたいですよ。



A Frustrated Father Has Invented the Laundry-Folding Robot of Your Dreams | Inc.

Jessica Stillman(訳:堀込泰三)
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