ロシアのモスクワにある連邦統計局の建物(2017年3月30日撮影)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】ウクライナ危機をめぐる制裁や、原油価格の低迷による経済の疲弊により、昨年のロシアの貧困人口は過去10年で最高の2000万人近くに達した。

 ロシア連邦統計局(Rosstat)が5日に発表した統計によると、最低限の条件を満たしたラインを下回る所得で暮らす人は昨年、ロシアの人口の13%以上となる約1980万人で、前年の1950万人からさらに増えた。

 原油価格の下落と、ウクライナ危機をめぐる欧米諸国の対ロシア制裁発動の前年の2014年には、ロシアの貧困層は1610万人だった。

 またロシアでの収入は季節によって大きく変動しやすく、昨年第4四半期は月収9691ルーブル(約1万9000円)未満が貧困層と定義された。

 収入が最低ライン以下だった人は2006年には2160万人いたが、昨年はそれ以降で最悪の数字となっている。しかし、さらに以前の2000年には倍にあたる4000万人以上が統計で貧困と分類されていた。この年、エネルギー産業による強力な経済成長を伴い政権の座に就いたのが、現大統領のウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)氏だった。
【翻訳編集】AFPBB News