サイクロン「デビー」による豪雨の影響で洪水被害に見舞われたロックハンプトン(2017年4月6日公開)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】サイクロン「デビー(Debbie)」がもたらした豪雨で河川の増水による洪水が心配されていたオーストラリア北東部の町で6日、川の水位のピークが予想よりも低かったことから、現在も住宅数百戸が水に浸かっている状態であるものの、住民たちはひとまず胸をなで下ろした。

 クイーンズランド(Queensland)州は、先月28日のデビー上陸に伴い激しい雨に見舞われ、ロックハンプトン(Rockhampton)では町を流れるフィッツロイ川(Fitzroy River)の水位が9メートルまで上昇する可能性があり、建物数千棟に多大な洪水被害がもたらされる恐れがあった。

 しかし水位の上昇は8.75メートルまでだったことから最悪の状況は避けられ、地元の災害当局者は、地域と住民らにとって良い知らせだと語った。

 ただ、仮設の堤防などは設置されているものの、低地は現在も浸水しており、災害当局者によるとこれまでに住宅217戸に床上浸水の被害が出ているという。

 サイクロン「デビー」では少なくとも6人の死者が出ている。また数千人が避難を余儀なくされ、被害額は数億豪ドルに上るとみられている。クイーンズランド州の複数の地域ではここ数日で100ミリを超える雨が降り、大きく水位を増した川の水が、今もゆっくりとロックハンプトン方面へと流れている。
【翻訳編集】AFPBB News