金浦空港に到着した長嶺大使=4日、ソウル(聯合ニュース)

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【ソウル聯合ニュース】韓国青瓦台(大統領府)の金奎顕(キム・ギュヒョン)外交安保首席秘書官が6日午後、青瓦台で長嶺安政・駐韓日本大使と面会し、旧日本軍の慰安婦問題など両国の懸案について議論した。

 青瓦台関係者によると、面会は午後3時から約1時間行われた。
 長嶺大使は釜山の日本総領事館前に旧日本軍の慰安婦被害者を象徴する少女像が設置されたことへの対抗措置として、1月9日に一時帰国していたが、今月4日に帰任した。面会は長嶺大使の要請で行われた。
 長嶺大使は帰任のためソウルの金浦空港に到着後、記者団に対し、「早速にも黄教安(ファン・ギョアン)大統領職務代行らの要人に直接会い、(慰安婦問題を巡る)日韓合意の実施について強く求めていく考え」と表明していた。
 こうした一方的な要請は国際社会の外交慣例に合わないため、韓国政府は長嶺大使と黄首相らとの面会を保留した状態だ。
 金秘書官は次官級で、朴槿恵(パク・クネ)前大統領の罷免に伴い、現在は黄首相を補佐している。
 長嶺大使は面会でソウルの日本大使館前と釜山総領事館前に設置されている少女像の移転を強く求めたとされる。
 また、韓国の政権交代とは関係なく、慰安婦問題を巡る両国の合意を着実に履行する必要性を強調したとみられる。
 慰安婦合意については、5月9日に実施される韓国大統領選の各党の候補者はいずれも合意の見直しを主張している。
 金秘書官は慰安婦合意を順守する必要性には共感を示す一方、市民団体が設置した少女像は合意と無関係という韓国政府の基本的な立場をあらためて示したとみられる。
 韓国政府は外国公館の前に少女像が設置されたことは国際慣行上、不適切な側面もあるが、政府が移転を強要できるものではないと判断している。
 一方、両氏は北朝鮮問題についても議論したとみられ、両国が連携する必要があるとの認識で一致したとされる。
kimchiboxs@yna.co.kr