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新研究拠点に!常駐無くなった富士山測候所で

新研究拠点に!常駐無くなった富士山測候所で
公開された富士山測候所・富士山レーダー元モニター室、18日富士山測候所にて (撮影:佐藤学) 
【PJ 2005年07月19日】− 富士山高所科学研究会は18日、富士山頂(標高3776メートル)の富士山測候所で、天文学や高所医学などの研究者を集めて、同測候所を「富士山頂極地高所研究の拠点」にするための施設などの案内と説明会を開いた。

 気象庁は1932年に富士山頂に職員を常駐させ観測を続けてきたが、気象衛星などの気象観測手段の発達に伴い、2004年9月30日に職員の常駐を終了した。防衛庁、環境省、気象庁などの機関が集まり2003年11月、「富士山測候所山頂庁舎等有効利用検討委員会」を発足し、これまでに3回の委員会が開かれ、同庁舎の有効利用について話し合いが続けられている。

 同庁舎の利用は公共性が高く、富士山頂という特異・特殊な自然環境条件であるからこそ、実現できるということが必要で、宇宙科学、高地医学、大気科学、植物生態学などが調査研究の拠点として名前が上げられている。現在のところ、気象庁の自動観測用機器の設置などに伴う一部の利用のほかには、同庁舎を利用したいという希望を表明している機関はない。

 富士山高所科学研究会は90年代より、富士山頂でオゾン、一酸化炭素、二酸化炭素、森林火災を捉える黒色炭素粒子の濃度などの大気化学観測に取り組んできている。サンプルの採取や保存、標準ガスの分析器への供給などが現地での観測員の手作業を必要とする。同山頂の説明会に参加した首都大学東京梶井克寿純教授は「産業発展著しいアジアの国々の大気汚染を風下域に位置する日本はその影響を直接受けます。大気化学の観測地として富士山頂は最適の場所です」と話した。【了】
※この記事は、PJ個人の文責によるもので、法人としてのライブドアの見解・意向を示すものではありません。また、PJはライブドアのニュース部門、ライブドア・ニュースとは無関係です。

パブリック・ジャーナリスト (PJ)コーディネーター 佐藤学【 東京都 】
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