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日本ではようやく「元年」を迎えたApple Payですが、本国アメリカでは同サービスの普及が予想よりも進んでいないのではないか、としてAppleの及び腰な姿勢を疑問視する声が上がっています。

アナリストの予想ほどには浸透せず

Piper Jaffrayの元アナリストである、Apple製品に詳しいジーン・ミュンスター氏の調べによると、昨年Appleによる決済は2,070億ドル(約22兆7,700億円)であり、このうちの3,600万ドル(約39億6,000万円)がApple Payにあたるそうです。
 
しかし、これは当初予想されていたより少ないとジーン・ミュンスター氏は考えています。実際、Appleの元従業員の話では、当初は2003年に登場したiTunesのような爆発的な普及が期待されていたそうです。しかし、販売業者がApple Payの導入に消極的であることがわかると、Appleも積極的な宣伝や投資を控えるようになりだしたのだとか。
 
投資銀行ウェルズ・ファーゴの専門家も「仮にどこでも使えなかったら、わざわざ(Apple Payに)切り替える必要があるだろうか」と、インフラとして浸透していないことが悪循環を招いているのではないか、と指摘します。

伸び率は決して悪くない

もっとも、Nilson Reportの調査では、Apple Payの受け入れ店舗数は2015年の2倍以上に増えていることも確かです。図を確認すると、大手クレジットカードに比べると小規模ではあるものの、伸び率は決して悪くないことが分かります。
 

 
また、Appleのインターネット関連ソフトウェア・サービス担当上級副社長であるエディー・キュー氏も、Wall Street Journalの取材に対し、将来的には現金やクレジットカードに取って代わる日が来るものの、短期スパンで善し悪しを測れるものではない、と回答しています。
 
 
Source:Wall Street Journal via iPhone in Canada,MacRumors
(kihachi)