特集上映の開催が決定!

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 1999年に急逝し、いまなお多くの映画監督たちに影響を与え続ける映画作家ロバート・クレイマーの特集上映「アメリカを撃つ 孤高の映画作家ロバート・クレイマー」の開催が決まった。5月6日から渋谷のシアター・イメージフォーラムで、初期作2本と最高傑作と評される「ルート1 USA」を16ミリと35ミリフィルムで上映する。

 クレイマーは、60年代のべトナム反戦と若者たちの反逆のうねりのなかで、映像による左翼前衛闘争集団“ニューズリール”を結成。ドキュメンタリーとフィクションの境界線上に現代社会の本質を政治的・批評的立場から見つめる作品で、アメリカ社会に鋭い眼差しを向けた。

 1989年に発表された「ルート1 USA」は、10年ぶりに故郷アメリカに戻った主人公がカナダからフロリダに至るハイウェイ、ルート1を辿るロードムービーで、米ソ冷戦後の疲弊するアメリカ社会を4時間を超える長尺で描く。初期の「アイス」(69)、「マイルストーンズ」(75)は、アメリカが最も熱く激しく動いた時代を活写した作品で、「アイス」ではべトナム戦争が泥沼化する時代状況を鮮烈なフィクションとして描き、「マイルストーンズ」では50人を超える登場人物からなる6つの物語から、政治的にも個人としても変化に直面した左翼ラディカルの生き残りたちを映す。

 特集上映「アメリカを撃つ 孤高の映画作家ロバート・クレイマー」は、5月6〜26日、シアター・イメージフォーラムで開催。