台湾各業界の奇妙な習わし  マンゴーを嫌う業界も

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(台北 6日 中央社)先月正式開業した桃園メトロ(MRT)空港線では開業初日、スナック菓子「乖乖」が利用者に無料で配布された。「乖乖」とは中国語で「お利口さん」、「いい子」の意味。機械を扱う業界では「乖乖」を機器の上に置き、トラブルが発生しないよう願掛けをする習慣がある。このほかにも台湾の各業界にはそれぞれ奇妙な習わしが存在する。

夏の果物として人気のパイナップルやマンゴーは、消防や警察、医療関係者、記者にとっては天敵だ。パイナップルは台湾語では「旺来」と呼ばれ、「旺来」には商売繁盛を願う意味がある。マンゴーはその発音から「忙」(忙しい)を連想させる。そのため、これらの業界関係者が仕事量の増加を恐れ、2つの果物を避けるといわれる。一方、商売や金融業界ではパイナップルは歓迎されている。

パイロットや客室乗務員が嫌うのは、離陸前に「バイバイ」と言われること。飛び立った後に帰って来られなくなるのを恐れるためで、「墜落」(中国語では墜機)と発音が似ている「酔鶏」(酒に漬け込んだゆで鶏)も敬遠される。また、安全に着陸できるようにカメを飼う人もいるという。中国語で「戻ってくる」を意味する「歸来」の「歸」とカメの発音が同じであるためだ。

薬局や棺関係の業者は「またお越しください」と顧客にあいさつすることがタブーとされる。風俗業界では「西遊記」に登場する「猪八戒」(天篷元帥)を崇めているため、豚を供え物にしてはならないとされている。

これらの習わしは迷信のようだが、すでに広く普及しているため、多くの人は仕事が順調に進むことが最も大事で、信じたほうがいいと考えているという。

(黄麗芸/編集:名切千絵)