ドル・円為替、4月6日の動きと主要イベントは

写真拡大

 4月6日も円高の流れが変わらず続いている。(すべて日本時間)8:55の時点で1ドル110円43銭だ。しかしここまでの展開は大味なものになっている。アメリカの経済指標の発表やFOMC議事要旨の内容によって市場は大きく揺さぶられることになった。

 4月5日は1ドル110円95銭ほどで21:00を迎えた。この時間はアメリカで3月ADP雇用統計の指数発表がある。結果は予想の+18.5万人を覆しての+26.3万人というポジティブサプライズだった。前月が+24.5万人。アメリカ経済の好調な一面を強烈に印象付けることとなる。市場は即座に反応、1ドル111円26銭まで上がった。その後もドル買いは続き、23:00までに1ドル111円43銭という最高値をつける。しかしその後に発表された非ISM製造業景況指数が予想を下回り、ここから一転ドルは売られるようになる。市場はリスクに敏感だ。さらに3:00ごろには、注目されていたFOMC議事要旨が公開された。「斬新な利上げが適切」とのコメントも受けて、1ドル111円45銭まで急浮上。しかしその後に「一部のメンバーが株価がとても高いと感じている」とのコメントも追加発表。すぐに株価は伸び悩んだ。さらにバランスシート縮小を指示しているメンバーが多くいることも発覚。ドル売りは拍車をかけた。4:00には1ドル111円を割っている。

 アメリカの指標やコメントに市場は完全にコントロールされているような展開だったといえる。結果、昨日よりも円高が進んだ状態だ。今晩のアメリカでは20:30に3月企業人員削減数、21:30には前週分の新規失業保険申請件数、22:30にウィリアムズ・サンフランシスコ連銀総裁の講演を控えているが、最も注目されるのは今日から始まる米中首脳会議であろう。はたしてどのようなシナリオが用意されているのだろうか。サプライズが起こると市場はさらに大きく反応するに違いない。3月雇用統計の指数発表も控えており、この2日間の為替相場はリスク回避に注意して見守っていかなければならないだろう。