国際体操連盟は4日、日本人2名が体操の国際大会で見せた技を新技と認定したことを正式発表した。今回認定されたのは、「ひねり王子」こと白井健三(日体大)と、五島誉博(仙台大)が見せた技。

 白井は2月にメルボルンで開催された種目別ワールドカップ(W杯)の跳馬で成功した「シェルボ2回ひねり」が新技に認定され、「シライ3」と命名された。五島は3月にドイツで開催された国際大会の床で成功した「前方伸身宙返り3回半ひねり」が新技と認定、「ゴシマ」と命名された。

■「シライ」とついた技は6個、「ゴシマ」は初めて

 今回認定された新技によって、「シライ」という名前がついた技は通算6個。得意種目の床と跳馬でそれぞれ「シライ」の名が冠されている。

床は次の3個。

シライ/グエン(後方伸身宙返り4回ひねり、F難度)シライ2(前方伸身宙返り3回ひねり、F難度)シライ3(後方伸身2回宙返り3回ひねり、H難度)

※シライ3は、「伸身リ・ジョンソン」とも呼ばれる。

跳馬は次の3個。

シライ/キム・ヒフン(伸身ユルチェンコ3回ひねり、6.0点)シライ2(伸身ユルチェンコ3回半ひねり、6.4点)シライ3(シェルボ2回ひねり、5.6点)

※シェルボとは「ロンダートから後ろとび1回ひねり後転とび後方伸身宙返り」のこと。

 五島が今回成功した「ゴシマ」はシライ2に半ひねりを加え、「前方伸身宙返り3回半ひねり」にしたものでG難度に認定された。

●新技に承認されるためのプロセス

 新技と認定されるためには、下記の3ステップがある。

 (1)国際体操連盟に新技を申請 (2)連盟が指定した大会で申請した技を成功させる (3)審査で認定されると、考案者の名前がつけられる

 新技として認定されるための難関が、指定の大会で新技をお披露目して成功させなければならない点。

 申請した選手が自らその技を入れた演技を行い、成功させなければ認められない。指定された大会以外の別の大会で成功した場合、もしくは申請者以外の選手が成功した場合でも、新技には認定されない。

 失敗した場合は、内容に記載された技で呼ばれることに。「シライ2」の場合であれば、「前方伸身宙返り3回ひねり」という名称で呼ばれ続けることになる。