中国・四川省達州市で、違法駐車を取り締まられた政府役人が逆に警官を説教したとする動画が3日に公開され、同市が調査を開始した。

写真拡大

中国・四川省達州市で、違法駐車を取り締まられた政府役人が逆に警官を説教したとする動画が3日に公開され、同市が調査を開始した。四川新聞網が伝えた。

報道によると、取り締まりを受けた役人は同市の市政府中心機関である保衛処(公安局の安全保障関連部門)の処長で、車を移動するよう求める警官に対し「すぐ終わるから」と車を移動させようとしなかった。なおも移動を求める警官に同処長は警察手帳を見せ、自分の身分を証明した。その後すぐに女性が助手席に戻り、その場から去った。去り際に同処長は警官に対し「物わかりが悪い子だ」と説教した。

動画の公開を受け、同市はすぐに調査を開始。3日深夜に公式ミニブログで動画の人物が指摘通り保衛処の処長であるとし、「騒動が起きたのは2日の午前。当時肉まんを買うために処長の娘が下車し、車を駐車禁止場所に止めていた」と説明。さらに、規定違反に該当するとし、処長はすでに停職処分を受け取り締まりを行った警官に謝罪したという。

この騒動についてネットでは「取り締まりを行った警官の未来は暗いな」と処長を取り締まったことで肩身の狭い思いをするだろうと心配する声や、「停職?どうせまたどこかの部門に異動になるだけ」と処罰は表面上だけと批判する声、「中国では至って正常な現象だろ?」と権力者の横暴が日常茶飯事であると皮肉る声が聞かれた。(翻訳・編集/内山)