(写真提供=SPORTS KOREA)

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韓国最大の自動車展示会といえる「ソウル・モーターショー2017」が開催中だ。

今年は3月31日に開幕したソウル・モーターショーは、2年に一度行われており、今回で11回目。「未来を描く、今を楽しむ(Design the future, Enjoy the moment)」が今年のテーマだ。

産業通商資源部(「部」は日本の「省」に相当)チュ・ヒョンファン長官は、開幕式の祝辞で「今回のソウル・モーターショーで直接確認できるように、第4次産業革命の寵児として脚光を浴びている自動車産業のトレンドは、ソフトウェアとデザイン、サービスプラットフォームへと急速に再編されている」と話した。

また、ソウル・モーターショー組織委員長であるキム・ヨングン氏は、「新車、エコカー、自律走行車など、300台あまりの車両と自動車IT融合新技術が紹介されるソウル・モーターショーを通じて、自動車を中心にした産業融合と第4次産業の端緒を確認することができる」と、自信をのぞかせた。

「モーターショーではなく、モデルショーだ」

韓国の自動車メーカーはもちろん、BMWやメルセデス・ベンツなども参加。しかし、世界初公開されるのは、ヒュンダイ自動車と双竜自動車という国内メーカーの新車2モデルのみ。世界的な自動車メーカーのワールドプレミア(世界初公開)があるわけではない。

ここ数年はそういった状況が続いていることから、「モーターショーではなく、モデルショーだ」といった言葉も聞こえる有様なのだ。

実際に、モーターショーを彩る“華”と呼べるレースクイーンたちは、毎回のように話題を集める。

今回も韓国メディアは「モーターショーの華、レーシングモデルたち」(『イーデイリー』)、「清純からセクシーまで…ソウル・モーターショーでレーシングモデルが熱戦」(『スポーツソウル』)などと題して、肝心の車ではなく、その横に寄り添う美女たちを紹介している。

例えば今回は、ルノーサムスン自動車のモデルを務めていたソ・ジナが注目を集めている。

韓国で有名なレースクイーンといえば、例えば近年はハン・ガウンやムン・セリムだった。

別名“ゴージャスボディ”と呼ばれたハン・ガウンは、韓国の新人レーシングモデルの登竜門となっている「レーシングモデル・コンテスト2015」で大賞に輝いていた人物だ。

また、“艶めく豊満レーシングモデル”と言われたムン・セリムは、上海モーターショーで知り合った中国人実業家から求婚されてついにはゴールインしてしまったほどである。

ただし今回の「ソウル・モーターショー」には参加していない。

その理由は定かではないが、一見すると華やかな韓国レーシングモデル界だが、その生存競争は厳しく、世代交代のスピードも早い。

また、その競争についていけず、競争に脱落すると水商売や風俗店に走る者もいるという。華やかで煌びやかなスポットライトの陰で、彼女たちは日々過酷な現実と戦っているわけだ。
(関連記事:・セクシーで華やかなのに生存競争がエグい韓国レースクイーンたちのリアル

レースクイーンたちの目まぐるしい世代交代に対して、とあるブロガーは「今年はモデルたちが落ち着きすぎている」などと嘆いていたが、ソウル・モーターショーで注目を集めるのは、名の知れたレーシングモデルばかりではない。

素人モデルが突如として有名人の仲間入りを果たすケースもある。例えば前回のソウル・モーターショーで話題を集めたのがアン・ユジョンだ。

2015年に行われた「ソウル・モーターショー」で、メルセデス・ベンツ社のブースの案内を地味なスーツ姿で務めていた清純な外見がネット上で瞬く間に話題になった。

“ベンツ女”と呼ばれ、インスタグラムのフォロワー数が一挙に8000人も増加し、フェイスブックに至っては2万人がフォローするようになったとか。

彼女は現在、タレント兼女優に転身しており、今や芸能人となっている。つまり、ソウル・モーターショーが彼女にとっては「ショウケース」の機会となったわけだ。

「ソウル・モーターショー」が「モデルショー」と呼ばれる所以は、こういったところにもあると言えるだろう。

いずれにしても、本来の目的であるクルマだけでなく、近年はモデルたちに話題が集まっているようにも感じるソウル・モーターショー。4月9日まで行われるが、どのような評価に終わるのか注目したい。

(文=慎 武宏)