フィリピン・マニラの陸軍基地で演説する、ロドリゴ・ドゥテルテ大統領(2017年4月4日撮影)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】フィリピンロドリゴ・ドゥテルテ(Rodrigo Duterte)大統領が、愛人問題が発覚した盟友について「取るに足らない問題」とかばい、今も離婚が禁止されている同国で非難の声を巻き起こしている。

 4日にテレビで生中継された演説でドゥテルテ氏は、愛人問題が明らかとなったパンタレオン・アルバレス(Pantaleon Alvarez)下院議長について、自身と同様に「多くの妻」がいると発言。さらには「ここは偽善的な世界だ。ここにいる人たちの中で愛人のいない人はいるのか?」と述べ、保守的なカトリック教国のフィリピンで大きな非難を呼んだ。

 ドゥテルテ氏の旧友で政治的盟友として知られるアルバレス下院議長は先週、自身の8人の子どものうち6人について、妻以外の女性2人が産んだ子であると公に認め、新聞紙面を賑わせていた。

 首都マニラ(Manila)で政府職員らに向けて行った今回の演説でドゥテルテ氏は、「この世に女性はたくさんいるが、現世での時間はあまりにも短い」と語り、集まった聴衆からは笑いが起きた。

 さらにドゥテルテ氏は、キリスト教徒のフィリピン人とは違い、アルバレス氏は「キリスト教に改宗したことはない。だから、自身が抱えることができる女性の数について、規則に縛られることはない」と話した。

 だがドゥテルテ氏を批判する人々は、イスラム教徒の男性は複数回結婚することは認められているものの、不倫は犯罪だと指摘している。
【翻訳編集】AFPBB News