<オバマケア代替案は失敗に終わり、ロシア疑惑も深まるばかり。さすがの共和党員や白人男性などコアな支持者も離れ始めた>

最新の世論調査から、ドナルド・トランプ米大統領の支持率が今週さらに低下したことが明らかになった。

インベスターズ・ビジネス・デイリー(IBD)とテクノメトリカ・マーケット・インテリジェンス(TIPP)が今週行った最新の調査によると、トランプ大統領の支持率は34%で、3月の44.1%から10.1ポイント落ちた。大統領の仕事ぶりを支持しない回答者は56%で過半数を超えた。

【参考記事】トランプは張り子の虎、オバマケア廃止撤回までの最悪の一週間

トランプの主要な支持者たちはトランプ離れを始めており、なかでも、共和党員、無党派層、白人男性が顕著だ。

IBD / TIPPによれば、共和党員でトランプを支持する人は、先月比14ポイント減の74%まで落ち込んだ。無党派層は29%で、11ポイントの減少。トランプにとって最も重要な支持層とされる白人男性からの支持は58%から49%に低下した。

クイニピーアク大学の研究チームが今週発表した調査でも、IBD / TIPPと同様の結果が得られた。トランプ大統領の仕事ぶりを認めるのは、回答者のわずか35%。また、男性の過半数と白人の多くがトランプを支持しないとした。

ロシア疑惑も顕在

目玉政策の頓挫と疑惑が、大統領の仕事ぶりに対する国民の見方に影響を及ぼしている。オバマケアの廃止・代替案は採決直前に撤回に追い込まれ、トランプ選対幹部とロシアの接触疑惑が調査されるなど、問題は山積みだ。

テクノメトリカ、IBD / TIPPのディレクター、ラグハバン・マユールは「トランプの野心的な公約が議会とぶつかると、大統領の支持率は低下する」とし、特に「捜査が進むロシア問題についての否定的な報道は、支持率に大きな打撃を与えている」と語った。

他社の調査結果もトランプにとって悲惨なものだった。ギャラップの調査では、支持が39%、不支持は55%だった。

【参考記事】米世論はトランプ政権とロシア関与疑惑に特別検察官の任命望む

【参考記事】フリン補佐官失脚が意味する、トランプ政権の抱える脆さ

4月の支持率減少ポイントに誤りがありましたので、訂正してお詫び申し上げます。

ティム・マーシン