5日、約1カ月後に迫った韓国第19代大統領選挙の主要政党からの候補者5人が出そろったことを受け、韓国・中央日報は、5人がこれまで各所の芳名録に記したサインや決意の文言を比較し伝えた。写真は大統領選候補者の支持率を伝えるテレビ。

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2017年4月5日、約1カ月後に迫った韓国第19代大統領選挙の主要政党からの候補者5人が出そろったことを受け、韓国・中央日報は、5人がこれまで各所の芳名録に記したサインや決意の文言を比較した。

他の韓国紙でも取り上げられ、抜群の注目度を誇るのは、4日、国民の党の候補に決まった安哲秀(アン・チョルス)氏の「筆跡」だ。安氏は5日、選挙活動の第一歩として国立墓地であるソウル顕忠院を訪問、芳名録に「分裂した大韓民国を希望と愛で一つにします」と記しサインをしたが、これを画像付きで報じた記事はそろって「小学生のような筆跡」と表現した。まるで子どもが作文用紙の升目に合わせ書いたように見える安氏の生真面目な文字は、前回の大統領選出馬時にも「チョディン(韓国語で小学生を意味する俗語)体」と評され話題となっていた。

中央日報が「安氏と対照的」としたのは、共に民主党の候補・文在寅(ムン・ジェイン)氏が同じソウル顕忠院に残した筆跡。文氏は枠にとらわれない筆跡で「公正で正義ある大韓民国!国民皆の大統領!」と記した。

一方、自由韓国党の洪準杓(ホン・ジュンピョ)候補は、ハングルを一切使わなかったことで注目されている。洪氏は先月23日、国立大田(テジョン)顕忠院の顕忠塔を参拝、芳名録には、毛沢東の思想である「天下大乱して大治に至る」から「大乱大治」の4字を大きく漢字で書き、自身の名前も漢字で記した。

これを報じる記事に韓国のネットユーザーから多数のコメントが寄せられているが、漢字を用いた洪氏に対して「ハングルを差し置いて漢字とはどういうことだ?」「ハングルで書こうよ」「ここで漢字とはムカつく」「だいたい無知な人間ほど漢字を使いたがるものだ。無知だとばれないようにね」「漢字を使えば元検事と分かってもらえるとでも思ったのかな(洪氏は検事出身)」「洪さんは中国人か?」といった批判や皮肉のような声が目立つ。

また安候補の子どものような筆跡も反響が大きく、「これはさすがに恥ずかしい」「『書き方』を誰も教えてやらなかったみたいだな」「50代にもなってこんな『チョディン』は初めて見た」「どことなくマザコンっぽい」「文字を見れば人が分かると言うが…」と批判のコメントが多数。しかし中には、「筆跡など問題じゃない。必要なのは、将来を見通せてよく働く大統領だ」とのコメントもあった。(翻訳・編集/吉金)