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NTTコミュニケーションズ(NTT Com)は4月5日、エンド・ツー・エンドで企業のIoT導入を実現する「IoT Platform」サービスのラインアップとして、「Things Cloud」を同6日に提供開始すると発表した。

Things Cloudは、デバイス接続からデータ収集、可視化、分析、管理などIoTの導入に必要な機能・プロセスを、さまざまな機能・シーンを想定したテンプレートなどにより、ノンプラグラミングで簡単・短期間で実現できるApplication Enablement Platform(ウィジェットなど豊富なアプリケーションパーツとAPIを活用可能なアプリケーション開発・実行基盤)。

拡張性やデータ可視化環境を備えており、プロトタイプの作成からその検証、実運用まで、顧客のIoT導入を一気通貫で対応するほか、APIにより、さまざまな外部アプリケーションとの連携も容易なため、収集データの高度な分析や、顧客のビジネス拡大に沿ったシステム拡張にも対応を可能としている。

また、企業のIoT活用による業務改善やProduct as a Service(製品のサービス化)の実現による新たなビジネス創出に向けたシステム開発だけでなく、IoTソリューション構築ベンダーの方々にも構築・実行基盤として活用できるという。

特徴として「シンプルなアーキテクチャと容易なデバイス接続」「目的に合わせてウィジェットを組み替えられるユーザーインタフェース」「フルライフサイクルでIoT導入をサポート」「豊富なAPI」の4点を挙げている。

シンプルなアーキテクチャと容易なデバイス接続では、習熟した高度なプログラミングスキルを不要とし、エージェント搭載デバイスをThings Cloudに接続可能(確認済エージェント搭載デバイスは30以上)なため、技術者の学習コストを抑え、モノの可視化までの工程をスピーディーに実現するとしている。

目的に合わせたウィジェットを組み替えられるユーザーインタフェースは、IoT向けにデータを可視化できるウィジェットをあらかじめ取り揃えており、収集したIoTデータの表示やアラームなどの設定、外部アプリケーションとの連携などを、直観的なUIにより実行できるという。

フルライフサイクルでIoT導入をサポートすることに関しては、拡張性を備えているためプロトタイプ作成時のトライアルから実運用システムまで、顧客のビジネスフェーズに最適な環境を提供するほか、顧客が個別開発で一から開発/構築する手間を省き、IoTシステムに必要な機能群をネットワークやクラウドとシームレスにつながるプラットフォームとして提供し、物流、ビル管理、設備監視、見守り、生産性向上など、さまざまなシーン・用途でデータ分析・可視化を可能としている。

豊富なAPIについては、デバイスのデータ取得を含め、100以上の基本的機能をAPIとして提供することにより、顧客の目的に応じて既存の社内システムや外部アプリケーションと連携が可能。IoTによる新たなソリューションビジネスを検討している企業にも構築基盤として活用できるという。

価格(税別)は、初期料金が無料、月額料金は基本料が11万8000円(データ管理3GB、APIコール100万回を含む)、デバイス従量が500円(1デバイス登録ごと)、追加サブテナント料が1200円(契約後に増設可能なサブテナントごとに必要、社内組織ごとの管理や提供に対応)、追加データ管理料が30円(データ管理3GB超過分に対し、100Mごと)、APIコール超過料が1180円(APIコール100万回超過分に対し、1万回ごと)。

なお、契約単位(テナント)ごとに基本料金が発生し、ユーザー情報、デバイス情報、測定データなどの保持・管理は契約単位ごとに実施可能。さらに、Things Cloudに接続するためのインターネット回線が別途必要なほか、デバイス(IoTゲートウェイ機器など)は別途機器代金が必要となり、APIコールはデバイスからのAPIコールで、アプリケーションからのAPIコールは無料。

(岩井 健太)