辛口評論の北の富士に何が?

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 稀勢の里の逆転優勝で盛り上がった大相撲春場所。NHKでの中継でファンの注目を集めたのが、新入幕の宇良に対して解説の北の富士勝昭氏のコメントが好意的すぎること。千秋楽でも宇良と逸ノ城の取組が土俵際でもつれて物言いがつく一番になり、VTRが流れると北の富士氏は「あ、(逸ノ城が)早い、手をついているよ」と全力でフォロー。

 行司差し違えで宇良の勝ちになると「アッハハハ」と上機嫌に笑った。アナウンサーから宇良について聞かれると、「売店に宇良のTシャツが売っているから、買いたいぐらい」と終始ノリノリだった。

 その後、勝ち越しを決めた宇良のインタビュー映像が流れてくると「かわいいね」と一言。角界でいうところの「かわいがり」ではなく、本当に「かわいい」ようだ。

 千秋楽に強行出場した稀勢の里に対して、北の富士氏が「昨日の一番を見ていたら相撲が取れていない」などと辛口コメントを連発していたのとはあまりに対照的だ。相撲担当記者がいう。

「辛口評論で知られる北の富士は、小兵力士好きなんです。かつての“技のデパート”舞の海秀平とも手が合うから、正面で解説する時は、向正面の担当が舞の海になることが多い。2人の掛け合いが盛り上がるから、NHKも乗っかっているのでしょう」

※週刊ポスト2017年4月14日号