アンリ・マティス 《スヒーダムの瓶のある静物》 1896年 マティス美術館、ル・カトー=カンブレジ/アンリ・マティス 《スヒーダムの瓶のある静物》 1896年 マティス美術館、ル・カトー=カンブレジ

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 あべのハルカス美術館(大阪市阿倍野区)では、アンリ・マティスとジョルジュ・ルオーの半世紀に渡る友情と芸術の軌跡をテーマに「マティスとルオー -友情50年の物語-」展を、4月4日(火)〜5月28日(日)に開催。

【写真を見る】アンリ・マティス 《肘掛椅子の裸婦》 1920年 DIC川村記念美術館/アンリ・マティス 《肘掛椅子の裸婦》 1920年 DIC川村記念美術館

同展示会は、フランス近代絵画の巨匠アンリ・マティスとジョルジュ・ルオーの家族ぐるみの交流がわかる半世紀にわたる往復書簡が、このたび「マティスとルオー 友情の手紙」日本語版として刊行されたことを記念したもの。展示されている書簡は、展示会への出品について尋ねる手紙から、体調を思いやるものなど、互いに尊敬しあい、支えあったことがよくわかる。

マティスからルオーへ宛てた直筆の手紙や、美術学校時代のルオーのデッサン、マティスの貴重な初期作品や、世界で初めて一挙展示されるルオーの版画集『気晴らし』の油彩原画全15点など、初来日作品を含む約140点が展示される。二人が描いた同じ題材のものを並べて展示がしてあり、それぞれを見比べることができるのも興味深い。

美術学校時代から晩年までの幅広い時代の作品を網羅し、さらに油彩、水彩から、版画、デッサン、本、タピスリー、彫刻、絵付け陶器まで網羅したバリエーション豊富な出展内容は必見だ。また展示作品は、前期 4月4日(火)〜5月1日(月)と、後期 5月2日(火)〜5月28日(日)で入れ替えされる。【関西ウォーカー/千束】