4月4日は清明節だった。中国では日本のお彼岸同様この日にお墓参りに行く。中国メディア・今日頭条は3日、清明節にちなんで日本のお墓について紹介する記事を掲載した。(イメージ写真提供:123RF)

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 4月4日は清明節だった。中国では日本のお彼岸同様この日にお墓参りに行く。中国メディア・今日頭条は3日、清明節にちなんで日本のお墓について紹介する記事を掲載した。

 記事は、中国での墓参りは一般的に山に登って行うことになるが、日本ではお墓の多くがお寺の中にあると紹介。これは仏教文化の深い影響を受けたものであるとし、東京の中心部にもお寺やお墓が多く存在しており、街の賑やかさとは対照的に静かな空間が保たれていることを伝えた。

 また、やはり仏教の影響が強い日本では「人は死ねば仏になる」という考え方が一般的であり、中国のように「鬼」(人が死んだ後に残る魂)に対する恐れはなく、死に対するタブーもそれほど多く存在しないと説明。一方、墓参の形式は中国と基本的に一緒で、お香を花を捧げ、墓碑と周辺を洗い清め、場合によってはビールなど飲食物を供えることもあると紹介している。

 さらに、日本の一般的なお墓は家族のものであり、正面に「○○家」の文字と家紋が彫られていると説明。家族が亡くなるとみんなお骨をそのお墓に中に入れ、個々の名前は墓碑の横や裏側に記されるとした。そして、あとからお骨を入れやすいようにお墓の底部が開くようになっているのも特徴であることを伝えるとともに「このような家族合葬方式は、血族の結合、回帰という意味でも、省スペース化という意味でもわが国の大都市において非常に参考になるものだ」と評した。

 広大な国土面積を誇る中国だが、都市部ではお墓を建てる場所が不足しており、金額も高騰している。この世とあの世がつながっており、あの世でも個人として生きていくことになる中国の死生観において、あの世の住み家であるお墓が確保できないのは大変恐ろしいこと。あの世でも「狭いながらも楽しいわが家」が必要なのだ。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)